【文スト】歴代最年少幹部は太宰さんの妹のようです。2

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「あのこと」。




────織田作之助という男が死んだこと。



それさえ知っていれば、Aはまだここまで壊れなかったかもしれない。

いや、きっとそうだ。






俺だって、馬鹿じゃない。

太宰と織田が仲が良かったのは知っている。
あいつの、本当に数少ない友達の1人だということも。

そいつが死んで、それと時を同じくして太宰が消えた。



きっと、織田と太宰の間に何かあったのだろう。

だから、あの青鯖野郎は消えた。



順当に考えてきっとそうだ。

俺にだってわかることを、あのAが分からないはずがない。






だが。









────


森：A君に、織田作之助が死んだことを伝えてはならない。絶対にだ。







太宰が消えた次の日、首領にそう言われた。

いつもの穏やかな目ではなく、時折見せるあの鋭く、万物を見通すような目。








中也：はい。





────

俺は、そう答えるしかなかった。
理由なんて、聞けるはずもなかった。



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＼＼٩( 'ω' )و ／／

1話分だけだけ書けた…！

2日も空けてしまい申し訳ありません！

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蒼爽

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