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隣の席は 、 もう埋まってた 。









そこには 、 綺麗な黒髪の女の子が俯いていた 。









隣に立っても 、 反応が無いので 。









本を読んでいるのかと 、 手元を覗くと 。









携帯を手にし 、 誰かと連絡をとっている 。









なに勝手に人の携帯を覗いているんだと 、









見ていた事を誤魔化すように 。









俺は 、 話しかけた 。









「 えっと 、 豊田耕大 って言います 。 」









「 よろしく 。 」









そう言った俺に気づいて 、 顔をあげた彼女は 。









あの時の 、 女の子だった 。









「 あ 、 私は 鈴木 A 。 」









固まる俺に 、 戸惑ったのか少し気まずそうに 。









「 えっと- 。 よろしくね ! 」









そう言って 、 笑った 。









その姿は 、









今まで出会った誰よりも 、 可愛くて 、 魅力的だった 。









すぐに目線を手元に戻す彼女は 。









少し 、 口元が緩んでいた 。









・_____









目が合った瞬間 、









息が詰まるように何も話せなかった 。









もうどうしようもないくらい 、









いつも君の笑顔で頭が埋まっていくんだ 。









屋上→←教室



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作者名:#渡邊 彩華 | 作成日時:2017年8月3日 11時

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