022(※ちょっと…やばいかもです…色んな意味で) ページ23
☆
「さっきから…何言ってやがんだ…」
あと…数センチ
…いや
あと数ミリ動くと彼の鼻にぶつかってしまう。
『ち、近い…です』
「本物が居んだからよ…」
…本物見ろや、と
大きな彼の手は
私の頭をホールドした。
『何ですか…！ちょっ…』
「お前、変な夢でも見てたんか？」
彼の仰る通りで…
今の状況までもが夢だと思わされる程だ。
「誰が、思わせぶったよ…」
『え…？』
「だから、思わせぶってねぇんだって…」
俺、不器用なんだよ、と
少し照れたような表情が…
また…カッコよくて…
直視できない。
「俺は、付き合うとか…
…彼氏だ彼女だぁ…って…そういうの嫌いなんだよ」
まぁ、そうでしょう…ね。
「俺はその過程…要らねぇと思ってた」
『…？』
少し離れた爆心地は、
まだ言わせんのかとでも言いそうな顔で
私を見ている。
「だから…結婚しねぇならその過程必要ねぇだろって…」
『ほぉ…』
「あー！めんどくせぇな！！お前の望みはなんなんだよ！」
『おっ…』
急に怒らないでよね、と
言いたいところだが、
あなたのツラに免じて言わないでおく、
だって…
カッコいいんだもん…
…ほんと…好き
『私の望み…は…』
「おう…」
『これからも、あなたを好きでいさせてほしい…かな…』
目からお湯が出てくるんじゃないかと思うぐらい
顔が熱くなった私は、また、両腕で膝を抱え、蹲った。
「はっ…
もっと、贅沢になれよ」
『…だって…もう十分すぎるぐらい、あなたとは…接してるもの…』
「お前が望むものに…なってやるって言ってんだ…よ…」
それが、彼女だろうと、嫁だろうと構わねぇ…と。
『あの、もう…何が何だか分からないの…』
「だから、こっち見ろって」
『んーっ…』
後頭部に添えられるように置いてあった手は
一旦離れ、今度は私の頬に添えられた。
「他の誰でもねぇ…
…俺はお前が好きなんだよ
…お前を悲しませてたなら謝る…」
『夢…じゃないよね…』
添えられた手に、自分のを重ねて、確認する。
「じゃ……ねぇな」
夢じゃないと、教えてくれる爆心地の手は
頬から首へと周り…私を引き寄せた。
「嫌だったら、言え」
徐々に近づく顔にドクドクと煩い心臓。
「前…
…急にして、嫌だったろ」
『前…？』
あぁ…忘れもしないキス事件の時か。
『嫌なわけ無いです、むしろご馳走さまっん…』
「こっちの台詞だわ」
…
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。(プロフ) - ダイナマイトの家広すぎワロタ。シャトルランできるやん笑笑笑 (2023年3月17日 19時) (
レス) @page38 id: e728193a74 (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 花帆さん» いつもいつもありがとうございます！ほんっと、自分と結婚して欲しいですよね()続編もどうぞよろしくお願いします(´；ω；｀) (2020年6月16日 20時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - かっちゃんの「その時は結婚〜」のとこ… はぁ〜…好き…。ってなりました(*´艸｀*) パジャマ欲しいです！らみそさんご自身が楽しく書かれてるのが伝わってくる感じで、拝読していてときめいて楽しいですヽ(*≧ω≦)ﾉ続編も楽しみにしております♪ (2020年6月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！たくさん拝読できて嬉しいですヽ(*≧ω≦)ﾉ かっちゃんの真面目なとこや愛されてる感じ…トキメキ過ぎますっ/// (夜だけの女性たちは切ない(涙)出久くんのギュンッッ状態です(*´艸｀*)わぁ２弾も楽しみに応援しております！(*´∇｀)ﾉ (2020年6月12日 20時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - Bomさん» いつもありがとうございます！ そんな褒めて頂いて…！嬉しいです！褒めていただいても何も出ませんが！！(笑)これからもよろしくお願いします！！！ (2020年6月12日 17時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年5月26日 14時
