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☆
『そうですよね…デートなんて…』
５時間前まで
連絡を絶ち、ファンまでもを辞めると宣言していたのに…。
「なんか不満かよ」
そして…
私から誘うはずのデートは、彼にとって買い物程度のもの。
＿＿＿＿＿
…
『私の事なんて、ファンとしか見てないんですよね？』
「あぁ、そうだよ、
テメェは俺の女なんかじゃねぇ」
『じゃあ、もてあそぶようなこと、辞めてください…』
「そうかよ、じゃあな」
…
＿＿＿＿
つい、夢で見た会話を思い出してしまう。
『あの…』
「ん」
私との、この時間を無駄にしてほしくない…
彼にとって、私と会う事は何を意味しているんだろうか、
そんな事ばかりが気になって、会話に集中できない。
…
『…本音が聞きたいです。』
もう、いっそうのこと、夢での会話のように捨てられてしまえば楽になる。
『私の事なんて、ファンとしか見てないんですよね？』
「あぁ…」
怖い…正夢って本当にあるんだ。
…
夢の中でも確か、こんな風に暗闇だった。
…
普段は聞こえない、時計の秒針の音が
ハッキリと聞こえてくる。
…
拳を握って口元に持っていく彼の姿が
月の光に照らされて、私の眼に映る。
こんな時でさえ、カッコイイ、さすが推し、と
思ってしまっている自分に腹が立つ。
…バカだな、私…
…今から、盛大に振られるってのに…
…
目のやり場に困った私は、
同じリズムで動く秒針に目をやる…。
この空間だけ時の流れが遅く感じられるのは
長い沈黙のせいなのか。
＿＿＿
…
【そうだよ、
テメェは俺の女なんかじゃねぇ】
…
＿＿＿
早く言ってよ…
突き放して、私を。
でなきゃ…
…私、ファンを辞めることも
…あなたを嫌いになることもできないの。
…まぁ、振られたとしても、一生私の推しなんだろうけど
と、自分の中で矛盾が起こる。
「…前までは…な」
急に秒針の音が消え、
彼の声が聴こえてくる。
『…じゃあ、もてあそぶようなこと、辞めてください…』
「はぁ？」
『え？』
夢と、返しが違う事に気づいたのは…
…
…私の眼が…彼をいっぱいに捉えたとき。
022(※ちょっと…やばいかもです…色んな意味で)→←020
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。(プロフ) - ダイナマイトの家広すぎワロタ。シャトルランできるやん笑笑笑 (2023年3月17日 19時) (
レス) @page38 id: e728193a74 (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - 花帆さん» いつもいつもありがとうございます！ほんっと、自分と結婚して欲しいですよね()続編もどうぞよろしくお願いします(´；ω；｀) (2020年6月16日 20時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - かっちゃんの「その時は結婚〜」のとこ… はぁ〜…好き…。ってなりました(*´艸｀*) パジャマ欲しいです！らみそさんご自身が楽しく書かれてるのが伝わってくる感じで、拝読していてときめいて楽しいですヽ(*≧ω≦)ﾉ続編も楽しみにしております♪ (2020年6月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 更新ありがとうございます！たくさん拝読できて嬉しいですヽ(*≧ω≦)ﾉ かっちゃんの真面目なとこや愛されてる感じ…トキメキ過ぎますっ/// (夜だけの女性たちは切ない(涙)出久くんのギュンッッ状態です(*´艸｀*)わぁ２弾も楽しみに応援しております！(*´∇｀)ﾉ (2020年6月12日 20時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
らみそ(プロフ) - Bomさん» いつもありがとうございます！ そんな褒めて頂いて…！嬉しいです！褒めていただいても何も出ませんが！！(笑)これからもよろしくお願いします！！！ (2020年6月12日 17時) (レス) id: b9c138927a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らみそ | 作成日時：2020年5月26日 14時
