scramble intersection ８ (ページ34)

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８－３４～JS～ページ34

終わってからも
Aになんだか連絡できずにいた

Aのマンション近くに下ろしてもらったのに

なんとなくコンビニにいたりして。

立ち読みしたり。

むかしよくやったな…

携帯が震えて
ちょっと、ドキッとして

見たら…Aじゃなくて。

けいさんで
サッカー連絡。

たぶん
ボクが日本にいる間に
たくさん企画してくれてるんだと思う

返信して、また本棚に手を伸ばす…

パラパラとめくっても、内容は全く
アタマには入ってこない

考えるのは Aとあのオトコのことだけ

(なにやってんだろ、おれ)

Aが
裏切るとかそんなんじゃなくて

Aから
『会いたい』って
言われたい、思わせたいだけの

(コレ…幼稚な焦らし。だな…)

はー。ばっかみたい…やめよ。

そんな風に思ってコンビニを出て歩き出した

マスター『あれ？ジュンスくん？？』

カフェの近くでマスターに会った

マスター『あ。これから？なの？
　Aちゃん、じゃあだいぶ待ったねw
　ほんと楽しみにしちゃってたから( *´艸`)
　ウキウキひどかったからねーw
　滲みでちゃって。バレバレ(笑)』

JS「…え？」

マスター『あれ？聞いてない？うちの店で
　レッスン受けてまでして時間調整してったよ。」

JS「……レッスン？」

マスター『うん。韓国語の。こんなところまで先生連れて来てさ？(笑)で、終わらせて
いっそいで帰ってったよ。○△時くらいかなw』

JS「……韓国語のレッスン…？先生…
　先生って、おっとこですか？」

マスター『あぁ。あ、うん。オトコだったな。でもあれだ、もう既婚。あ、結婚してる
　人だったよ。それに個人レッスンになっちゃうから
うちの店、選んだんだろうしね。
Aちゃん。』

(ボクはバカだ。ユチョンに言われてたのに。早とちりするなって。)

JS「マスターありがとうございます！
　ぼく、行きます」

ぼくは走った