5−16〜JS〜 ページ16
サプライズのお誕生日会があるのに
こうして。
弱い電話してる場合じゃあ
ないわけで。
ボクは
予定通り準備を始めた
みんなが協力してくれてるんだ
急いで帰宅して
みんなと待つ
気持ちを…
切り替えよう
ユファンに連れられたAは
それはもう、びっくりしてて
っふふ。かわいーな
そんなふうに思いながら
Aを見てたら
ボクをまっすぐ見つめたAが
スッとぼくの前に来て…
ボクはAに
抱きしめられた……
(!!!)
JS「…っ!」(泣)
小さいAがしがみつくみたいに
背伸びをめいっぱいして
ボクを抱きしめる
ぼくは
Aのかおりでいっぱいになって
涙が…
小さくAが言う
「じゅんすー 無理しないで?
無理しなくていいから。
わたしには、無理したらやだよー」
A……あったかいー
ぼくが急に泣き出したから
びっくりしたみんなが
ボクら2人の様子を見て、
まず先に
2人で話したら?って
言ってくれた
「ここ。ジュンスのお部屋なの?」
Aを連れてきたのは
もちろんボクの部屋
ベッドしか座れないから
手を繋いだまま
ベッドに2人ですわる
「こっち来ること。黙っててごめんなさい。」
Aが、そんなふうにあやまるから
JS「ボクのためでしょ?ぼくが……」
ボクなりに
考えていたことを話したんだ
「…ありがと。ジュンス…」
ジュンスは
私がどう思って
そうしてるのか
想像して寄り添って
考えてくれてた…
勝手な
勝手な私は
また、言葉足らずで彼を…
悩ませたかな
どこか
ポツリポツリと話すジュンス
隣にすわる彼に
身体を向ける
ギュッてした
ジュンス元気ない…
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作者名:maco | 作成日時:2021年2月26日 10時