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ふらふらと
ホテルの部屋に戻って
ベッドにすわる
残像が。
私の心を
ぐちゃぐちゃにする
ジュンスのあの眼差しに
どうしょもなく妬いてしまった
あれは…お芝居?だよ……うん。
ジュンスはプロ。だもん。
フルフルと頭を左右に振り
残像を消し去る
『はぁー』
ーー着信(ユチョンくんオンマ)ーー
「よぼせよー」
YF「ぬなー!ぼくです。ゆふぁんくんです
ホテルですか?
あと…40分したら迎えに行きます
準備しててくださーい。じゃ」
(切れる通話)
「…え?」
あれ?わたし、連絡するとか約束してた?
え。40分後?
ちょ、でもその前にジュンスに電話…
ーーー 着信 A ーーー
JS「もしもし…」
「あ。ジュンス。私。Aです。」
JS「うん…」
(あれ?ジュンスだいぶ疲れてるのかな…)
「…ジュンス?だいじょぶ?疲れちゃった?」
JS「………」
ボクは涙が出そうだった
なんでかわかんないんだけど
Aの声聞いたら
急に…急に
涙が出そうになって
JS「…っ」
泣きたいのは きっと
Aなのに
なんだよ、ジュンス
どーしたっていうのさ…(泣)
元気のないジュンス
疲れたのかなって思ったけど
ちょっとちがう。
………泣いてる?泣きそう?なの?
「……ジュンス。教えて?
どうしたの?今。悲しいの?」
Aの電話の声が
めちゃくちゃ優しくて
一気に涙腺が緩む…情けないー
JS「………たい。…会いたいよ…A」
「うん。うん。私ね、いまね。ジュンス…」
(ピンポーン 部屋のインターホン)
「え。誰かきた。ジュンス。ちょっと
ちょっと待てっ」
JS(あ…。ユファンかな。迎えに行くのそろそろだ。
ボクも…準備しなきゃ)
JS「だいじょうぶ ^ ^
いったん、切ろう?」
「え。ちょ、ジュンスー」
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作者名:maco | 作成日時:2021年2月26日 10時