7 〜JS〜 ページ7
それからの毎日は忙しくて
日本にいる時は打ち合わせ
ステージ
衣装
ヘアメイク
グッズ
セトリ
振り付け……
んーあとは。いろいろ!
隙間で取材
たくさんの人にお世話になって
本当に感謝しかない
最初こそ不安だったけど
過ぎる毎日に
ひょんとAヌナが
必ずいてくれるから
僕はすごく安心して打ち込むことができた
奥田さんからAヌナ
ジュンスさんから
ジュンス
そう呼び合うことも
自然だったんだ
僕にとっては
Aヌナはおねえさん
親しい安心をくれる
おねいさん
そう思っていた
Aヌナはスポーツも好きで
よくサッカー動画とか
空いた時間は一緒に観たりした
一緒にいると
とても楽しかった
西川「だからさー。なんでそうなんの?
あり得ない(笑)」
A「えー普通にしたらこうなったん
ですよー!西川さんこそおかしい
(笑)」
2人はいつものように仲良くて
テンポが速いから僕はちょっと
置いてけぼりのようで
たまに……さみしい
周りのスタッフは2人のことをよく
「めおとまんざい」って言ってた
「めおと」がなんなのかわかんないけど
『漫才』なら知ってる
大阪のやつだよね
「めおと まんざいー」
思わず僕が2人に言うと
2人「は?違うから!」
西川「そーだよ。ないよないない。」
A「全力否定もムカつくんですけど(笑)」
そう笑いながらヌナは行ってしまった
なんで全力で否定??
「めおと」ってなんですかー?
ヒョンに聞くと
「あは!そっか。
うん、めおと、は
夫婦。って書くんだ。
夫婦っていう意味だな。
夫婦の漫才師のこと」
「え…」
なぜか僕は胸がちくりとした
それで胸がモヤモヤまで…
西川「あは。アイツとは、ないよ。ない。
あいつには…いるからな。もうずっと。
あいつとなんかあったら、俺クビになっちゃうよ(笑)なんてな。」
「クビ?ですか?」
西川 「(笑)クビは冗談だけど。な?
あいつの相手、上の人だから」
ひょんはそう言いながら、人差し指で上を指さしたんだ。
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時