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8 〜JS〜 ページ8

後でスタッフさんに聞いたはなしでは

 上の人ってのは

 『社長』だって。



 ここにまた来れたのは

 社長が変わったからだって

 マネが言ってた


 
 そっか…。



 ヌナには
 大事な人がいた



 別に おかしくない話

 別に 僕には関係のない話



 なのに

 この 胸に広がる 重いかたまりと

 途端によく出るようになった ため息 は

 なんとも言えない淋しい気持ちを


 僕に持ってくるんだ



 うっかりすると

 そればかり 考えてしまうから



 僕は 目の前に大量にある


 僕の やらなきゃいけない事に

 僕が 考えなきゃいけない事に

 しっかりしようって

 
 ツアーの事とファンで

 僕をいっぱいにしようと努力した





 JS「ここ!
  ここ右じゃなくて、ひっだりにしてください。」



 スタッフ(以下S)
 「え…でもそうすると、あとあとのも全部逆になりますよね?」


 現場に微妙な空気が流れる



 でも

 どうしても どう考えても

 僕はそうしたくて、

 思い切ってお願いしたんだ

 そっちにしたほうが断然いいから



 ちょっと中断になり


 JS「言わないほうがやっぱり良かったかな…」

 ひとりでちょっと考える
 

 一生懸命してるスタッフさんに失礼だったかな…

 気になって

 スタッフルームに近付くと

 中から声がした



 S「正直。わかんないですよ。どっちだって。
 かわんないし?(笑)
 わがまま、聞くんですか?時間ないのに。」



 あー、やっぱり良くなかった。

 言わなきゃ良かったな…今からでも謝ろう。


 そう思って中に入ろうとすると

 また別の声が聞こえた



「わがままなんかじゃなくない?

 その場の思いつきなんかで言ったわけじゃなくて。

 良いもの目指して考えた結果じゃないかな。

 わがままとかじゃなくて。

 彼の
 “プロとしてのこだわり“でしょ?

 私たちは
 そのプロを支える仕事をしてるんだから

 どこまでもそのこだわりに

 プロのスタッフとして応えていく。

 そうじゃなきゃ、同じもの…

 同じ“いいもの” 一緒に創れないよ。

 私たちもプロとして、妥協したらだめなんだよ。

 私はそう、思う。

 私はそう思ってやってるよ。」



Aヌナだった

 口調はけして
 
 強くない


 でも、ヌナの真ん中が見えるような

 そんな言葉だった

9→←7 〜JS〜



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設定タグ:ジュンス , JYJ , XIA   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時

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