17 〜YC〜 ページ17
アルバムとツアーの為に
日本に頻繁に行くジュンスの変化は
わかりやすかった
いつもだったら 1人で日本に行くことを少し?
すごく?寂しく言うのに
今は…
日本から帰ってくると むしろ
ため息ついちゃってる
ジェジュヒョンが聞くと
ジュンスから懐かしい名前が聞こえた
俺はすぐわかったよ。
だって
あの頃俺は、ちょっとAさんを
いいな。って思って見てたもん。
ヒョンがわからないのは、そりゃそうだ。
あの時ひょんは別の子見てたじゃん。
Aさんが
わりと 俺のこと見てるような気がしたから
ちょっと話しかけてみたら
キャップが好きで。
俺がよく被ってるキャップが
自分の好みのデザインのことが多くて
どこのキャップだろ?って 見てたんだってw
なんだ。ちょっと勘違いしちゃってたじゃん…
でもそんなことがきっかけで
よくAとは話す方だったんだよ
あ。
ビーチバレーもした!
女性スタッフで参加する人は全然いなかったのに
Aさんは最初からやる気で
やる気のわりには、どんくさくて(笑)
ジェジュひょんみたいだったw
砂に脚を取られちゃって、顔からダイブ…
砂だらけの顔で 太陽の下笑ってた
真っ直ぐで裏表がなくて
いいなって思ってたんだ
でも、その頃の俺たちには、それ以上進むような
そんな余裕の時間はなくて
いつだって、駆け足みたいな時間の中で
いつのまにか ここまできてた
「懐かしいな」
「ユチョン、知ってるの?」
ふたりが聞く
「うん。よーく知ってるよ」 (にやり)
俺のそんな言葉に
ジュンスが ピクリと反応してる
そっか。そーいうことか
懐かしいだけだよ。
きっと 懐かしいだけ
それに
ジュンスの始まった時間なら
動き出した 時間なら
俺は ジュンスが大切だから。
来週の日本行きに
どのキャップを持って行こうか…
あげられる帽子はあったかな?
それくらいなら。
この気持ちは許されるだろう
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作者名:maco | 作成日時:2020年10月6日 15時