今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:54,673 hit
小｜中｜大
3 ページ10
初めてこの家に来た時は、オカンが別の男と駆け落ちしていなくなったからで、
父親っていう人がやってきて、連れてこられた。
家にはすでに淳太君と濱ちゃんがおって、
二人ともやさしく迎えてくれたけど、俺は上手く笑えんかった。
だってな、俺はボロボロの汚れた服で、
ガリガリでなんか貧相な感じやったし、
淳太君、濱ちゃんも細かったけど、
肌は艶々でいい匂いがして、別世界の人って感じやったから。
1歳上の濱ちゃんとは比較的すぐに仲良くなったけど、
淳太君は上品な感じや、頭ええとこが俺と正反対で
バカにされちゃうんかと思えて、心を開けんかった。
一年くらいしてようやく通えるようになった小学校から下校途中、
数人に囲まれて歩く淳太君を見かけてなぜか俺は後をついて行った。
そしたら、淳太君は同級生か他の奴らにめっちゃ殴られたり、蹴られたりしててさ。
それを見た俺はなぜか落ちてた棒を持って飛び出して行ってたんよな。
いじめてたやつらを蹴散らして、淳太君を見ると、
泣きもせず、淡々と身だしなみを整えてるところやった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
冬夜(プロフ) - ありがとうございます。まったり更新になりますが、また続編をUPしますね。 (2019年5月12日 9時) (
レス) id: 5420fb743c (このIDを非表示/違反報告)
nanoha(プロフ) - すごく好きな内容でした。更新楽しみにしてます。頑張ってください、応援してます。 (2019年5月11日 21時) (レス) id: 5dcde1a3c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：冬夜 | 作成日時：2019年2月2日 20時
