Addictive Love3 (ページ9)

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繋いだ手からページ9

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かれこれあれからまた10数分くらいしたところで停車した車

降りていいよって言われてドアを開けたら普通のコインパーキングじゃん

「え？ここ？」

「違う(笑)ここからちょっと歩くかな」

「えーどこだろここら辺来たことない」

私の住んでるマンションが結構都心から離れてる区にあって事務所までも車で20分くらいかるところにあるんだけど、

さっき見た標識には一応六本木って書いてあったけど全然来たことも無いし街並みにも心当たりがないような場所

車から降りて少し歩けばやっぱ時期が時期だし結構肌寒い

それに気づいたのか、

「ん、」って手を差し出してくれた

「たまにはこういうのも悪くないね」

藤「でしょ？ずっと家だったからなそれか海外」

「海外もまた行きたいね」

「次はどこいく？」

「んー私セブ島とかバリとか憧れる」

「決まりだね」

「え？連れてってくれるの？」

「期待しといてよ」

「嬉しい！たのしみ～なんの服着ようかな」

「はは、気が早いわ」

なんて話してればここを登るよって道案内されて階段を上る

「分かったかも」

「なに？」

「展望台？」

「惜しいかな」

辺りをキョロキョロとしても暗くて全然わかんなくて、ヒール履いたまま背伸びをする

「危ないからちゃんと足元見て歩いて」

ってスマホのライトで照らしてくれた。

太輔の手に引き連れられて崖を登って数分、着いたよって言われて顔を上げると

「…すごーーい！！」

「でしょ？？」

目の前に広がっているのは、まさに大都会の夜景

少し先には東京タワーもあって、

「ほんとすごい…綺麗」

こんなのテレビとか雑誌でしか見たこと無かったから今まで何回か綺麗だなと思う夜景は幾つか見てきたけどそれとは格が違う

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