獣 ページ12
太宰side
中也との任務の帰りに路地裏を通ってたら近くから二人分の声がした
中「近くに誰かいんのか?」
声は中也も聞こえていたらしく念の為見に行ってみた
角を曲がればそこにいるという時に異能力特有の光が見えた
角を曲がるとそこに居たのは、女の子だった
中「なんでこんな所に餓鬼がいる」
太「さっき異能力を使った時に出る光が少し見えたけど君何者だい?」
私たちの声に振り返った女の子雨も降っていないのに傘を持っていて幼い割に整った顔
一見清楚な子かと思ってたら、女の子の顔が歪み
『誰が餓鬼だコララアアァァ?!!?!』
あれ、全然第一印象と中身が違った
中「手前みたいな餓鬼がなんでこんな所にいる?」
『だから餓鬼じゃない!!なんでここに居るかは・・・
迷子』
中「やっぱり餓鬼じゃねぇか」
太「君、いくつ?」
『15』
太/中「「ちっちゃ」」
『(^ω^#)チビ帽子と木乃伊に言われたくないんだけど』
(゚◇゚)ガーン
木乃伊って言われた・・・
ショックを受けてる私とは反対に中也は女の子に怒ってた
中「手前のほうが小せぇだろうが!!」
『女と身長比べないと高いって言えないんだ((*´艸`))ププッ』
中「(ʘ言ʘ╬)」
・
しばらく2人は言い合っていたがやっと落ち着いた
太「それで君はどこから来たんだい?」
『買い物帰りに知らない奴にいつの間にかここに連れてこられた』
彼女の目に嘘はなかった
龍頭抗争の生き残り?
でも連れてこられたってことは間者の可能性も
太「取り敢えず私たちの顔を見られてしまったから着いてきてくれ給え(異能力の光が見えたことも聞かないと)」
『顔見たくらいで連れてくって・・・自意識過剰者?』
太「君、さらっと心をえぐるのやめてくれない?」
一緒に来る気がないらしく持っていた傘を向けられた
中「手前にそのつもりがなくても着いてきてもらう」
彼女の周りを部下の黒服達が囲む
来た道を戻ろうとしたら後ろから殴る音と床に複数人の倒れる音がした
太/中「「?!」」
振り返ると部下が全員倒れていた
『大勢で1人を囲むのはどうかと思うんだけど・・・ま、相手が悪かったね』
彼女から何か気迫のようなものを感じた
それは隣にいる中也も同じようで
首領の冷徹な威圧感とは違う
まるで自分を襲おうとしている獣に睨まれているような
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AI(プロフ) - とても面白かったです!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年3月25日 23時) (レス) id: 93828e9472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:好影 | 作成日時:2019年2月3日 0時