【すとぷり】その涙を僕の肩に落としてよ

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「「「ですよね〜！！」」」

各クラスから聞こえてくるこの言葉

そう

台風来てないって言ってもそれは東京


京都にはばりばり近づいていた

夜がピークだから、明日には過ぎるらしいけど

「今日は無理！もう部屋で遊べ！」

先生の言葉にみんなは文句を言っている

まぁ、1日潰れるもんな


学級委員グループはこの日に仕事落ち着かせれば明日から楽だとみんな喜んでるけど

り「風強いね〜。今日は1組の学級委員の部屋でみんな集まって仕事しない？」

『そうしよっか。』

学級委員は謎なんだけどみんなと同じところでは寝れない

ちゃんと仕切りのある2人部屋に泊まる

私は男子の学級委員にそれを伝えて、苺谷くんに資料を受け取ろうと苺谷くんを探す



『あ、苺谷く…』

声をかけようと思ったけど

たくさんの女子に囲まれてる

「今日私たちの部屋でトランプとかしようよ！」

「いやいや、お菓子もってきたから一緒に食べない？」


り「るぅとモテてるんだ…」

『り、りいくん！？』

びっくりした

後ろからいきなり

り「ごめんね笑 るぅとに用があって探してたらあの有様でさ」

『すごいよね』

ちょっと困ってるし


じっと見てたら、苺谷くんと目が合った

る「伊藤さん！！」

『げっ』

り「ぶはっ」

つい本音が

今はやばいって

女子が一斉にこっちを見ている


やばい

る「ごめん逃げさせて」

だと思った

『…苺谷くん！ごめんなんだけど今日仕事手伝ってくれないかなぁ〜？』

少しだけ大きな声で言うと、数名の女子が会話に入ってきた

「ちょっと学級委員〜。仕事大変なのはわかるけど苺谷くん使わないでよ。」

「私たちと遊ぼ？」

まじか会話に入ってくるんだ

『…でも、私こんなに仕事できなくて…』

「はぁ！？じゃあ仕事内容見せてみなさいよ」

はいきた！

私はカバンから5枚にぎっしり書かれている仕事内容を見せる

引くレベルで仕事あるんだよ

こっちは


見た女子達も引いてる

「きも…こんなにある？」

ですよね〜

共感したいけど今はできないわ

「伊藤さん最近忙しいんだから伊藤さん優先にしなよ！」

『村松さん…』

「こんなに仕事あったんだね。最近私ばっかり相談事しててごめんね。」

『ううん。』

村松さん、いい人なんだな

別れた彼氏に対してすごい事言ってたから

る「わざわざ誘ってくれてありがとう。でも今日は遠慮させてね」


「…わかった」

女子達はいなくなった

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