抱きしめてみて ページ44
『どうしよ…緊張してきた』
「今日はいい思い出になるようにしましょうね」
『はい!』
メイクさんにお粉をはたいてもらいながら会話をする
「それにしてもお肌白いんですねぇ…ファンデーション1番明るい色ですよ」
『え、そうなんですか?』
「こんなに白い花嫁さんは初めてです」
赤リップ目立ちますねぇ
そう言われた
お化粧が終わってしばらくしてたら、ドアを叩く音が聞こえた
『あ、莉犬くん〜』
り「え、先輩めっちゃかわいい!」
『ほんと?嬉しいなぁ…』
り「今度からなんて呼べばいいんだろ…A先輩?」
『うん。それでいいよ。』
二人で話してたら、るぅとくんも顔を出してくれた
る「わぁ…綺麗です!」
り「ころちゃんは?」
る「あっちの部屋で屍のようになってます」
り「なにそれ…俺連れてくるよ」
そう言って莉犬くんはろんを呼びに行った
『…るぅとくん。私はるぅとくんにちょっとだけ怒ってるからね』
る「え!?」
『ろんにアメリカに行くってこと、話したでしょ』
る「あっ」
そんな事もありましたねとあさっての方向を向いて笑っている
『…あの時、ろんに言ってくれなかったら私は今こんなに幸せになれてなかったかもしれない。ありがとう』
そう言うと少し照れた
る「幸せになってくださいね」
『もう十分幸せだけど…うん。ありがとう』
り「ほらほらこっち〜」
こ「ちょ、莉犬くん」
『あ、ろん…』
白いタキシードを着ていて
かっこよくて直視できない
莉犬くんとるぅとくんはいつの間にかいなくなっていて
こ「はぁ…むり…緊張してきた」
『だ、大丈夫?お水飲む?』
ろんもこんなに緊張することあるんだ
こ「…めっちゃかわいい。やばい。」
ちょっと顔を赤くしながら言ってくる
『ろんもかっこいいよ。もうすぐ時間だね』
こ「はぁ…無理。やばい。無理。」
そう言いながら私を優しく抱きしめてくる
『…なんだかんだろんもハグ好きでしょ』
こ「Aの影響を受けて好きになりました」
『なにそれー!』
愛を形で表してくれる君が
愛おしい
だからさ
もっともっと
その愛で、私を抱きしめてみて?_____
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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時