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『…久しぶりだね』


赤崎家とかかれたお墓の前に私は立つ


赤崎家は、まだ3人で暮らしていた時の苗字

今は叔母さんの家にいるから、古川として生きていてる


お墓に水をかけて、洗ってあげる

お花も置いて、やることはとにかくやった


手を合わせて、2人に声をかける

『…お母さん。愛してあげなさいって意味、今ならわかるよ。でも、私にはできないなぁ…勇気がなくてできないよ




お父さん。お父さんのことをね、尊敬してくれてる人に出会ったんだよ。お父さんはヒーローだよ。』

しばらくこのお墓に来れない

『私、頑張るからね。2人にとって自慢の娘でいられるように頑張るよ。』


別に、頑張れって言われてるわけでもないのに

元気が出てきた

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作者名:しろ | 作成日時:2018年8月29日 22時

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