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る「やった…全問正解した…！」
『おめでとう！理解してくれて良かった…』
る「めちゃくちゃわかりやすかったです！」
こ「僕が教えるの下手みたいに言わないでよ」
る「実際下手じゃないですか。」
こ「はぁ！？」
『まあまあ…それじゃあそろそろ帰ろうかな』
こ「それなら送っていくよ」
『え、でも悪いよ』
る「もう暗いので、送って貰ってください」
こ「そうそう」
『それじゃあ、お言葉に甘えて…』
「あら、帰っちゃうの？」
『今日はもう失礼します。昨日といい今日もありがとうございました』
「また来てね！色々話したいわ」
『嬉しいです。』
こ「よいしょ。これでいい？」
ころんくんが持ったのは、私の着替えが入った鞄だった
『大丈夫だよ…！自分で持つから！』
こ「いや、大丈夫。」
私に持たせてくれる様子はない
諦めて持ってもらうことにした
家から出て、しばらく歩く
こ「古川さんはさ、恋愛しようとか思わないの？」
『今のところは。…あと、古川じゃなくて名前で呼んでいいよ？』
こ「えっ。…じゃあ、Aって呼ぶ」
『うん。逆にころんくんは恋愛しようって思わない？』
こ「…僕はね、ちょっと気になってる人はいるよ」
『そうなの？』
びっくりした
こ「うん」
『それなら、応援するよ。たいしたアドバイスもできないけど…』
高校生活初めての友達には、幸せになって欲しいって思う
『もう家に着いちゃったね。送ってくれてありがとう！』
こ「うん。これ荷物」
荷物を受け取って玄関でバイバイする
こ「じゃあね」
『ばいばい！』
私は幸せになりすぎてたのかもしれない
高校生活初めての友達とこんなに仲良くなって
神様は、私を嫌っていると思う
だから、こんなに苦しいんだ
「おかえり。遅かったのね？」
『…もう帰ってきてたんですか。ちょっと友達に勉強を教えていて…』
「ちょっと用事が出来ちゃったの。Aにも関係していることよ。」
『え？』
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作者名：しろ | 作成日時：2018年8月29日 22時
