ありがちなトリップをしてしまった！3

方向音痴もいいところ ページ3

今俺は自室の前に立っている。
晋助に案内してもらったおかげで無事に
つけました。

(高)「テメェなぁ……。普通自分の部屋
　 忘れるか？」

ねー。

(貴)「あはは……」

こういう時は誤魔化すに限る。

(高)「ったく…………。」

高杉が呆れてため息を吐いた、その時。

ギ、ギギーッ！ガコン！

船体が大きく軋むような音を立てた。

(貴)「な、なんだ。何の音だ！」

(高)「あぁ。着いたな。」

は？着いたって？

(貴)「着いたって何処に？」

(高)「知らねぇのか。この船は特別な客
　 を乗せて、春雨の母艦に向かう船
　 だ。母艦についたみてぇだな。」

特別な客かぁ。だから鬼兵隊が乗って
たんだな。

(貴)「春雨ってよ……。地球とも取引
　 してるよな？」

原作にも、麻薬の話出てきてたしなー。
てんせいきょう？だったっけ。
あの、あれだ、ハム子のやつ。

(高)「あぁ。」

やっぱ、してるんだな。っつー事は、
地球行きの船もあるはずだな…
よし、地球に行くチャンスはありそう
だ！ 。

(高)「おい、呼びだされてたんじゃ
　 無かったのか？」

あ。

(貴)「や、やべぇ！忘れてた！」

(高)「はぁ…………。早く行って来い。」

うぅ……。晋助のジトッとした視線が
突き刺さる…。
早く着替えていかないと……。

(貴)「高杉、案内助かった」

(高)「あぁ。じゃあな。」

晋助は、さも面倒そうに俺の礼を
聞き流し、歩いていってしまいました。

そこからの俺は大慌て。
部屋に飛び込み、シャワーで汗を流す。
二分で済ませる。
制服に着替えて部屋を飛び出して、ダ
ッシュで神威の部屋へ。

(貴)「遅れてすいまっせんしたー！」

ドアを開けて叫ぶ。

(阿)「うおっ！なんだ嬢ちゃんか。
　 遅かったな。」

(威)「遅いよ。何してたの？」

ヒィィィィ！激おこだ！

(貴)「す、すいません。やむ負えない
　 理由があってだな……。」

晋助とは、無関係って事にしとかないと
な。晋助に言われたし。

(威)「ふぅん。そう。まあ、いいよ。
　 これからこの船を降りて、ある
　 奴を見にいくんだ。で、その後
　 阿呆提督に呼ばれてるんだ。」

ある奴を見にいく？誰だろ。
つーか俺何すればいいんだ。

(貴)「な、なるほど。で？俺がよばれ
　 た理由は？」

(威)「阿呆提督に呼ばれる時に、君を
　 連れてくるように言われたから。」

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