我愛しの……………。 ページ28
よし、あともうちょっとで俺の部屋だ。
間違えてなければの話だけど。
ドンッ!
曲がり角で誰かとぶつかったが、俺の
このガタイじゃふっ飛ばされるのは相手
の方。案の定吹っ飛んで尻もちをついた
相手の子。
(貴)「わりぃ!大丈夫か?」
(?)「う、大丈夫ッス。」
あれ?今。
(?)「それよりアンタこそ大丈夫ッス
か?」
そ、そのお顔は!
(貴)「また子ちゃん!」
(ま)「?私の事知ってるんスか?
ちゃん?」
しまった!つい口に!
(貴)「ああ、鬼兵隊の子だろ?
有名だからね。」
(ま)「そうなんスか?いっ!」
顔をしかめるまた子ちゃん。
(貴)「大丈夫か?」
(ま)「いや、ちょっと手首が……。」
思いっきり捻挫してるし!
こんな可愛い女の子に俺はなんて事を!
(貴)「ご、ごめん!すぐ手当てする
から!」
(ま)「えっ!そんな!いいっスよ。」
(貴)「駄目だって!遠慮しなくて
いいから!」
(ま)「気持ちは嬉しいッスけど、私
これから仕事あるんスよ。」
仕事?って事は高杉か。
(貴)「君の上司は怪我してる部下を
無理やり働かせる様なクズ
なの?」
(ま)「ち、違うッス!晋助様はそんな
酷いお人じゃないッス!
もっと心優しくて清らかなん
スよ!失礼な事言わないで欲しい
ッス!」
また子ちゃん。この子は高杉にどんな
イメージを抱いているんだろう?
(貴)「そ、そっか。でも、手当だけは
させて。俺の部屋に救急箱ある
からおいで。」
(ま)「い、嫌ッス!」
(貴)「え?な、なんで?」
(ま)「初対面の男の部屋になんか
行ったら何されるか分かんない
ッス!」
ひ、酷いよまた子ちゃん!
俺そんな事しないよ!したいけど!
ていうか女だし。
(貴)「大丈夫だよ、何もしないから。」
(ま)「そう言う奴が一番信用できない
ってばあちゃんが言ってたッス。」
ばあちゃん正しいね。
(貴)「分かったよ。じゃあ、医務室
行こう?それならいいだろ?」
(ま)「う、まあ、それならいいっスよ。」
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橙子(プロフ) - 最ログイン致しました。この作品をよろしくお願いします。 (2016年8月29日 7時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
橙子 - リナリアさん» 皆さん、実はログアウトされてしまいました。近いうちにまたログインしますので。よろしくお願いします (2016年7月27日 1時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
橙子 - 羅李奏さん» 更新できてなくてすみません。羅李奏さん、ぜひ夢主書いてください!お願いします! (2016年7月27日 1時) (レス) id: 9c13238bd1 (このIDを非表示/違反報告)
リナリア - ありがとうございます、よろしくお願いしますね。あと、小説とても面白いです!続き楽しみにしていますね。長文失礼しました。 (2016年5月26日 20時) (レス) id: 9ab76580dd (このIDを非表示/違反報告)
羅李奏(プロフ) - めっっっっっちゃ面白いですね☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆これからも頑張って下さい!あと、夢主ちゃん描かせていただけないでしょうか?!無理だったらいいんで! (2016年5月23日 19時) (レス) id: 28b874c96e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:素振りをする素振り | 作成日時:2015年7月30日 15時