取り敢えず ページ21
タケミチside
シーン
相手が立ち上がったのはいいが沈黙が続き気まずくなる。
いつ話を切り出そう…
ってかなんて聞くんだよ‼︎‼︎
「なんか雰囲気違いますね。」なんておかし過ぎんだろ!!?
じゃあ「何者ですか?」か?
いや、まずは名前を聞くべき…
『……じゃあ、俺はこれで失礼しま〜す。』
コイツも俺と同様気まずくなったのか、少し引き気味に頭を軽く下げて去ろうとした。
タケ「え!?あ、ちょっ!!」
するとソイツは俺の返答を待たずに全速力で帰っていった。
なんなんだよ….、
タケ「ブルブルッ!! いや、でも今はヒナを助けることに集中しないと、」
なぜかあいつのことが不思議で気になっている俺は悩んでも仕方ないので頭を思いっきり振って思考を変える、
ヒナを助けるためにここにいたんだ。
タイムリープなんて非現実的な奇跡が起きた、このチャンスを無駄にするわけにはいかねぇ
マイキーは"不良"だけど"悪い奴"じゃない。
少なくとも祭りにトラック突っ込んでヒナを殺しちまうような東京卍會、
そんな組織のボスでは絶対にない。
何がマイキーを変えたんだろう…
帰路に就きながら思考を巡らせる。
マイキーを変えたきっかけを阻止すればきっと
スッ、
タケ「あれ!?」
何か忘れているような、
今すれ違った奴…
タケ「ん?なんかどっかで見たことあるよーな…」
気になって振り返ってみるものの何もピンとこない、
気のせいか?
はて?
気を取り直して俺は帰路に就いた。
55人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じぇい | 作成日時:2021年12月4日 0時