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いや〜......面倒なことになってしまったな。
まさか、選手の子たちと出会うなんて。いや、口喧嘩するなんて......
『あーあ。絵心にバレたら怒られるだろうなぁ......』
「なにしでかしたんだお前」
『ぎゃあ！？絵心！！？』
「やぁ蒼指A」
なんか既視感あるな、この感じ......
てか、絵心はなんで毎度、俺が一番会いたくない時に現れるのか。
『あー、いやちょっと...選手の皆さんとお会いしまして......』
「......馬鹿か」
『いや本当ごめんなさい』
「......馬鹿か」
『2回も言わなくても！！』
絵心に叩かれた頭を撫でながら、とほほと俯く。
だけどさ？どうして選手のみんなと会っちゃダメなの？てか雑用係って何よ？
絵心はそう言う説明を、全部スパーンと省いてるから、わからないことだらけなのだ。
”あなたはどうしてブルーロックに来たんですか”
潔世一の言葉が頭を駆け巡る。
”どうして、兄ちゃんじゃなく......"僕"を？”
その疑問が頭から離れない。
『ねぇ、絵心』
「......なんだ」
『どうして俺を、ブルーロックに呼んだの？』
_____慌てて口を押さえる。
何で聞いてしまったんだよ、バカ！
......ずっと気になっていた。だけど
状況もタイミングも、とにかく今はダメだった......！
ガシガシと頭をかく絵心を、おそるおそる見つめる。
「......これは俺の独断で偏見だが、」
絵心の言葉に肩が揺れる。
知りたい。
聞いてしまったことを後悔している。
だけどやっぱり、知りたい。知りたいのだ。
絵心甚八の考えを...僕の存在価値を...
「蒼指A、お前は世界一______」
「この”ブルーロック”にふさわしくない」
『......は？』
続く (更新停止中)
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作者名：とうしろ | 作成日時：2022年9月4日 1時
