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第十八訓 ページ20

姉上は酸素マスクをしていて

恐いくらい動かない。




「総悟、いい加減お前も休め。
昨日から一睡もしてねェじゃねーか。
俺と交代!寝てきたから、俺。」



近藤さんはやさしい。
アンタだって寝てねェじゃねェか。


だって、


「くま。」


「...メイクだ、これは。」


変なごまかし方するなァ。


後ろではいびきをかいて旦那が寝ている。


互いに喋らなくなったとき、
近藤さんが口を開いた。




「トシと派手にやりあったらしいな。
珍しいじゃねーか、お前が負けるなんて。」



・・・・

「今野郎の話はやめてくだせェ。」



アイツは俺のモン全部、



「詳しくは教えてくれんかったがな、
言っていたぞ。今のお前には負ける気がせんと。」




かっさらって、


「やめろって言ってるんでィ!!」



なんだってんだ、皆二言目にはトシ、トシって。



「肝心の野郎はどうした、

姉上がこんなんだってのに姿も見せやしねェ。
昔振った女がどうなろう知ったこっちゃねェってか。

さすがモテる男は違ねェ。」



あぁそうだ、

土方は姉上のことなんかどうでもいいんだ。

でも皆、野郎の所にいこうとする。


「邪魔ですかィ、俺は。土方さんと違って。」




邪魔ですかィ?姉上、姉さん。


近藤さんに胸ぐらを捕まれた。



何で怒っているんだろう。



近藤さんが何か言おうとしたとき、







「局長ォォォ!」




「大変なんです、副長が!」



野郎がなんだってんだィ





「転海屋の取引に、一人で!あ?

Aさんも一緒に、乗り込みました!」




「トシとAちゃんが?!」




何ででィ、なんだって姉さんまで。





「山崎ィ!何で今まで黙っていた!」





「副長が
親類縁者に浪士との関係があるものが
隊内に知れれば、

沖田隊長が立場を失うと、」




なっ・・・


「トシの野郎
ハナから一人でカタをつけるつもりだったな!

無茶な真似を...」



・・・・なんで・・・





『知ったこっちゃねーんだよ、

お前のことなんざ。」






嘘つくんじゃねェよ。





「あの野郎!!」

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作者名:七竈 | 作成日時:2015年12月10日 23時

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