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「見習い！アンタ、なんて事してんのよ！！」
音を立てて蹴られた頬が痛い。
蹴られただけ、と思ったら場所が悪かったのか口の端から血が垂れる。
良かった。
刀剣男士様が後ろにいてくれて。
余計な血を、見せなくて済む。
牡丹様は、麗しさも美しさも捨てたような表情で私を睨み、そんな牡丹様を見つめ続ける私の髪を掴んで無理やり自分と同じ目線に立たせた。
「私が審神者を辞めてもいい訳？刀剣達はどうなるか知ってる？主がいない刀は、肉も血も流れないただの刀に戻るのよ。私の力あってこその刀なのに、アンタ、それ考えてんの？」
『……貴方が、審神者を語らないでください』
「は？」
『刀剣男士様を夜に部屋に呼んで、何をしてたんですか？夜戦部隊の見送りも迎えもせず、何に夢中になってたんですか？』
私は口だけを動かして牡丹様を責め立てる。
『美しい刀剣男士様に自分を無理やり抱かせて、さぞ気持ちが良い事だったでしょう。……まともに手入れもなさいませんでしたから、綺麗な彼等を眺めてるだけで幸せでしたね』
「……見習い、今すぐその口を閉じて、私に誠心誠意の謝罪をすれば、命だけ助けてあげるけど」
『＿＿＿貴方に謝って助かる命なんて不要です。』
情けないことに、足も手も震えるしまともに立っていられるのもやっとだけど、ここで逃げたら私自身の努力が無駄になるだけだ。
何のために私が牡丹様の良い様に使われてきたのか、貴方は分からないでしょう。
分かるはずがない。
私は、ただ、刀剣男士様の
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美咲 - お話読みました！凄く面白かったです！もう更新されないのでしょうか？(泣) (2022年3月27日 10時) (
レス) @page29 id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
星華 - この夢小説はまだつづいていますか？もし続いていたら、小説更新等で教えて欲しいです。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: a28065770e (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2020年6月21日 1時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 予想外の展開に驚いています。気に病む言い方かもしれませんが、更新楽しみに待ってます。 (2020年3月6日 2時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やばい。ここまでゾワッてなった小説は初めてです。 (2020年2月20日 17時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2020年1月15日 21時
