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「なんなのよ」
夕餉時、三日月宗近様と一期一振様に幸せな時間を過ごさせてもらったであろう牡丹様はいつもと何か違う刀剣男士様の様子に眉を寄せた。
なんもないですよ、と鯰尾藤四郎様が言うが、牡丹様は更に眉を寄せて不機嫌そうな顔をする。そして、見習い、と私を呼んだ。
「あんた、また余計なことしたんじゃないでしょうね？」
『はい、なにも』
「じゃあこの雰囲気はなんなのよ。いつもと違うじゃない。私の目を欺けるとでも思ったわけ？……もしかして、私を下ろそうとか考えてんの？」
流石、これでも審神者をやっているだけある牡丹様は、刀剣男士様と私の少しの変化に気づいた。
こんな人でも審神者をやっていられるのは
私は刀剣男士様の視線を背中に受けながら、牡丹様に向かって両膝をつき深深と頭を下げる。
『明日、政府の役人が参ります。そのように私が手配致しました。』
その瞬間、私の目の前にいる人間の雰囲気がただならぬモノに変わって、ああ私はここで終わるかもな、と恐怖に支配されそうな頭の隅で思った。
私なんかが政府の役人を呼べるわけないけれど、こうでも言わないと逆上した牡丹様が役人にまで手を出すかもしれない。
それだけは避けなければ、私の最後の仕事の意味が無い。
ここで死んでも、
私以外の命を守る。
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美咲 - お話読みました！凄く面白かったです！もう更新されないのでしょうか？(泣) (2022年3月27日 10時) (
レス) @page29 id: 7ef2d991dc (このIDを非表示/違反報告)
星華 - この夢小説はまだつづいていますか？もし続いていたら、小説更新等で教えて欲しいです。 (2020年9月20日 18時) (レス) id: a28065770e (このIDを非表示/違反報告)
akithin.(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (2020年6月21日 1時) (レス) id: e324714dd9 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 予想外の展開に驚いています。気に病む言い方かもしれませんが、更新楽しみに待ってます。 (2020年3月6日 2時) (レス) id: 67c87e380d (このIDを非表示/違反報告)
カルム(プロフ) - やばい。ここまでゾワッてなった小説は初めてです。 (2020年2月20日 17時) (レス) id: a52b3e9031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2020年1月15日 21時
