第四十八章 忘れられるということ ページ5
Asaid
加州 「どういう、こと……？妖怪の、世界？」
まあ、無理もないよね。いきなりそんなこと言われたって理解が追い付かないのは当たり前。
霊夢 「この世界と隔離された、所謂幻想郷。」
A 「妖怪とか幽霊とか神とか、そういった者の居場所ってとこ。」
後藤 「隔離……？なんで。」
文 「…貴方たちには、永遠にわからない感覚かもしれません。」
獅子王 「なんだよそれ！はっきり言えよ！」
和泉守 「そうだぞ！痛みや苦しみなら、俺たちだって知ってる！！」
髭切 「何故僕たちだと分からないと言うんだい？」
それは…………
霊夢 「妖怪にとって、一番恐ろしいこと。」
文 「斬られることよりも、死ぬことよりも、怖いこと。」
「忘れ去られると、いうこと。」
冷たい空気が頬を掠めていった。
いや、冷たいと感じたのは、皆が驚愕の目をしてるから、かな。
やっぱり、そう思うよね。
忘れられることの、何がそんなに怖い、って。
だから文は言ったんだ。
「永遠にわからない感覚かもしれません。」と。
分からないでしょ？貴方たちは、忘れられることがないのだから。
霊夢 「こんなこと言うのもあれだけど、あんたたちには絶対にわからないわ。」
文 「国宝とか、名だたる名剣銘刀ばかりですもんね。忘れられるなんて驚異、あるわけない。」
「本来、大体の妖怪は、外の世界からこちらに逃れているの。多くが存在を保てなくなったから。」
霊夢 「つまり、あんたたちくらいよ。のうのうとこうして外の世界で生き延びてんのは。」
文 「永遠にわからない、とはそういうことです。ご理解いただけましたか？」
陸奥守 「ちょっと待っちょくれ。ききたいことがあるんだがええか？」
「？？何？」
陸奥守 「何故おんしらはそれ程までに忘れられることを怖がる。理由がわからんのじゃ。」
そうか、それすらもわからないのね……
霊夢 「そんなの、決まってるじゃない。妖怪の正体は、」
？？ 「人間の恐怖心。」
霊夢の言葉が遮られた。
あれ、これ前にも見たことあるな←←
視界の隅にちらつく桃色に、私は笑って彼女の名を呼ぶ。
「……レミリア！」
レミリア 「お久しぶり。A 。」
霊夢 「また増えた……もう勘弁してよね。」
終わる予感のしないこのぐだぐだ感に、霊夢はたまらず深くため息をついた。
第四十九章 黒髪の苦悩→←第四十七章 現人妖の綺想曲(カプリチオ)
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博麗ルナ(プロフ) - 華月さん» コメありがとうございます！！！！！！！！復帰したので続き書きます！！！！ほんとお待たせしました......！！！！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
博麗ルナ(プロフ) - 羅亥魅@文アル布教したい。さん» 復帰したんで続けます！！！！！！(( すみませんコメありがとうございます長らくお待たせしました！！！！！！ (2019年3月14日 19時) (レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - お、終わりになってるぅ〜(；д； )続きが見たいです！お願いします！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 50417db2ff (このIDを非表示/違反報告)
羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 何か終わりになってるぅぅぅ、えっもうコレ終わりなの この小説終わりなのぉッお願いします続けて下さい（土下座） (2018年9月9日 18時) (レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - 加州ちゃんが、、、可愛いですね(真顔) (2018年7月12日 16時) (レス) id: d12e91b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：博麗ルナ | 作成日時：2018年5月20日 1時
