第四十七章 現人妖の綺想曲(カプリチオ) ページ4
Nosaid
戸惑いを隠せない、といった様子の霊夢に対し、刀剣たちは理解した顔だ。
A 「政府……？どういうこと？」
文 「そうですねぇ、話せば長くなるのですが…」
霊夢 「手短に。」
文 「…まず、この世界が未来であるのは分かりますよね？」
A 「うん。」
文 「この世界では、ある問題が起こっているのですよ。」
霊夢 「問題……どこぞの妖怪におやつを横取りされるとか？」←
文 「真面目に聞いてください霊夢さん…」←
加州 「歴史修正主義者、でしょ。」
このままではまた話がこじれ暫く戻ってこないと察知した加州が軌道修正する。
A 「歴史、修正……？」
霊夢 「へぇ、大それた名前ね。どういった了見かしら。」
文 「つまるところ、歴史を変えてしまおうという輩なのです。」
A 「歴史って、そんなに簡単に変わるものなの？」
文 「歴史修正主義者、所謂時間遡行軍というやつらは、その術を持っています。」
霊夢 「ねぇ、質問。」
文 「はい？」
黙って話を聞いていた霊夢が口を出す。
霊夢 「あのさぁ、凄く深刻なことみたいに言ってるけど、
歴史変えられても別にいいんじゃない？」
不動 「！！？？ 何だと！？」
信長のためにと奮起し戦ってきた不動が、怒ったように声を荒らげる。
不動 「お前、正気か！？歴史が変わっちまえば、今だってなくなるんだぞ！！」
霊夢 「そんなの、私達には影響ないもん。」
他人事、とばかりに言う霊夢に、不動がたまらず大声を出す。
不動 「何言ってんだよ！！お前らだって無事じゃ……」
すまない、と続けようとした不動の声は、Aの声に遮られた。
A 「私達は、この世界のものじゃない。」
戦慄が走った。確かにあれほど強い人間は見たことがなかったが……
霊夢 「……そう、知らないのね。」
文 「では、教えてさしあげましょう。」
固まる刀剣たちに、その現人妖は微笑んだ。
妖しげに、美しく。
刀剣たちは、その笑みに、ごくりと息をのむ。
A 「妖怪の世界、人外の楽園、幻想郷。」
常識と非常識の境界に隔てられた、
素敵な、素敵な、世界のお話を。
第四十八章 忘れられるということ→←第四十六章 伝統の幻想ブン屋
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博麗ルナ(プロフ) - 華月さん» コメありがとうございます！！！！！！！！復帰したので続き書きます！！！！ほんとお待たせしました......！！！！ (2019年3月14日 19時) (
レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
博麗ルナ(プロフ) - 羅亥魅@文アル布教したい。さん» 復帰したんで続けます！！！！！！(( すみませんコメありがとうございます長らくお待たせしました！！！！！！ (2019年3月14日 19時) (レス) id: 8a76fef788 (このIDを非表示/違反報告)
華月(プロフ) - お、終わりになってるぅ〜(；д； )続きが見たいです！お願いします！ (2019年2月10日 18時) (レス) id: 50417db2ff (このIDを非表示/違反報告)
羅亥魅@文アル布教したい。(プロフ) - 何か終わりになってるぅぅぅ、えっもうコレ終わりなの この小説終わりなのぉッお願いします続けて下さい（土下座） (2018年9月9日 18時) (レス) id: f2314de1fa (このIDを非表示/違反報告)
夜霧 - 加州ちゃんが、、、可愛いですね(真顔) (2018年7月12日 16時) (レス) id: d12e91b5f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：博麗ルナ | 作成日時：2018年5月20日 1時
