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2人の賑やかな声が近くに聞こえてくると、何時もと変わらない姿の北が母越しに見えた。
予防の為に付けてあるマスクに、綺麗に着こなされている制服。
ふわっとした柔らかい銀髪は、相変わらず触り心地が良さそうで。
母と話す彼の凛とした”声”は、黒ずんだ心を浄化してくれる神秘の光の様だ。
「A、おはようさん」
小走りでやって来たAに、柔らかな笑顔を浮かべる。普段あまり笑わない彼だが、Aの前では結構笑顔を見せる事が多い。
それはきっと、Aの人を自然と笑顔にさせる雰囲気があるからだろう。
「おはようございます、信介先輩」
母の隣に来るとピタリと止まり、両手を合わせ腰を軽く曲げた。
どんな時でも、必ず止まって挨拶をする。
それは、九州にいる祖父との約束事だった。
礼儀に厳しい祖父に鍛えられたAは、北が認める程、礼儀が正しい。
それは、Aのいいとこのひとつでもある。
「珍しいな。あんま、マスク付けへんのに......風邪、ひいてしもうたか？」
北が、Aの様子が普段とは違うことに気が付くのは早かった。
それもそのはずだ。逆に、気づかない人がいるのかと思う程、今日のAの様子は違うのだから。
「いえ、信介先輩と同じ予防ですよ」
垂れてきた横上を耳にかけながら軽く微笑んで革靴を履いているAを下目に、北は少しの違和感を感じた。
4年の付き合いの中で、Aの噓をついている時の癖だったり、体調が悪い時の表情などは把握している方なのだ。
今日、北が迎えに来た理由は、Aが最近嘘をついて笑っている、普段の様子とかなり違うと感じたからだった。
それを感じていたのは北だけではなく、男子バレー部全員感じていたのだ。
そうなった原因となっている者は、分かっていた。
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ソラ(プロフ) - ami☆さん» 読んでくれてありがとぉぉ！！ サイレースとパキシルね！話の途中でぶち込むね！丹精込めて書いてきます！！ (2020年3月31日 23時) (
レス) id: 4de741d4e7 (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ソラさん» リクエストします！ サイレースとパキシルをモチーフにしたお話を読みたいです…！(ざっくりしててごめんね) お願いします！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
ami☆(プロフ) - ソラさん» 凄く面白かったぁ！ 頑張ってね！ (2020年3月31日 17時) (レス) id: 8fb5979ada (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - ami☆さん» amiちゃん！呼んでくれてありがと！ひょっと、思いついてね！亀更新だけど、がんばります！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: ab9ea58111 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - まーまーさん！読んでくださって、ありがとうございます！文字数を中々少なく出来なくて.......がんばって、少なくしてみます！アドバイス、ありがとうございます！ (2020年3月30日 12時) (レス) id: ab9ea58111 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ソラ | 作者ホームページ：https://twitter.com/A5LKSPZiLYiWd6N?s=09
作成日時：2020年3月27日 18時
