15話。情報通信中ですby白山 ページ20
文月said
俺は...ふと疑問に思ったことを朝露に聞こうと思った
文月「なぁ...朝露」
朝露『何ですか？主殿』
朝露は俺の声に耳を傾けながら、膝で寝ている一期の頭を撫でている
文月「お前...どうして一期に対して甘いんだ？凄く」
朝露『...何をおっしゃっているのですか？私は弟達全員に甘いんですよ？いちだけではありません』
文月「言い方を変える..何を隠している」
朝露『！...教えられません』
やっぱりか...
俺、人の感情とか読み取りやすいからすぐに分かったよ
文月「どうして、教えられないんだ？」
朝露『...知ってしまえば...いちが、弟達が悲しみますからﾎﾞｿｯ』
小さな声で下を向きながら呟く声が聞こえた
まだ知ることは出来ないようだな
文月「あのさ...ずっと一期の頭を撫でているけど、なんで？」
朝露『いちは...誰にも甘えません。私が居る間だけでも甘えて欲しい。私達が刀剣に戻ってしまえば、もう触れることが出来ないから』
あ...
朝露はそうだったな...
双子刀でありながら、この2人が一緒に入られる事はここ以外にはないか...
朝露は割れ物を扱うように一期の頭を撫でる
一期を見ているときの目は、親のような優しい瞳
朝露『所で主殿。お仕事に戻らなくて良いのですか？』
文月「おっと...忘れるところだった」
仕事している途中だった
俺は静かに手入れ部屋から居なくなる事にした
文月said終了
一期said
いけない！途中で寝ておりました！
目が覚めて最初に目に入ったのは
私に膝枕をしている姉上の顔でした
一期「あ、姉上！？も、申し訳ありません！」
朝露『別に良いのよ。おはよう、いち』
私は姉上の正面に座ると
姉上の身長が矢張り低いと思ってしまう
昔は...そんなに変わらなかったはずだったのですが...
そんな事を考えていると、姉上が私の膝の上に乗ってきました
一期「あ、姉上！？」
朝露『少し疲れたの...膝に乗せたままで良いから...寝かせて』
そう言うと私の答えを聞く前に寝始める
ここまで甘える時は、姉上がツラいと思った時だけですな
ですが、私は近侍の仕事がある以上動かなくてはいけませんな
悪いとは思いながらも
姉上を膝から下ろして、布団に寝かせて私は部屋を出ていきました
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露っ子 - 粟田口推し審神者さん» か、感想ありがとうございます！リクエストも了解しました！！頑張って更新していきますね！ (2019年6月24日 22時) (
レス) id: b611b0dcce (このIDを非表示/違反報告)
粟田口推し審神者 - コメント失礼します！読んでて面白ったです。いち兄が真面目な理由ww番外編で、朝露が幼少期に戻る話を見てみたいです！更新、頑張って下さい！ (2019年6月24日 14時) (レス) id: 34d8877f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：露っ子 | 作成日時：2019年6月9日 22時
