(続き) ページ6
一人の刀剣男士に止められた、和泉守兼定はこれ以上何もしてこなかったが、杏菜は今までのことを思い出してしまいすっかり怯えきってしまった。
杏菜((ビクッ
『やあ……ごめんなしゃい……いい子にしゅるから……ひっぐ……ごめんなさい……ごめんなさい……。』
泣きながら呪いのように少女の口から出てくるのは謝罪の言葉だった。
暁はすぐに少女の傍に駆け寄りなだめていた。
刀剣男士たちはかつて前の主にされてきた自分たちのようだと思ったのだ。
朧『和泉守兼定さん、今すぐその刀をしまいなさい。』
和泉守兼定『なんでだよ！』
朧『見てわからないんですか？
この子が、怯えてることに。』
和泉守兼定『……っ。』
??)『兼さん、ここは政府の方の言うことを聞こう？』
和泉守兼定『チッ……。』
和泉守兼定は一瞬、朧と暁を睨んだが、しぶしぶ刀をしまった。
暁は杏菜を膝の上にのせて落ち着かせようと背中をポンポンと叩いていた。
そんな中、朧は6振りの刀剣男士にこう聞いた。
朧『貴方たちにこの子はどんな風に見えていますか？』
??)『どうして俺たちにそんなこと聞くの？』
朧『それは、さっきの和泉守兼定さんとこの子のことで感じたことが少なからずあるんじゃないですか？
先ほどの和泉守兼定さんがしたことが、あなた方の前の主にされてきた自分たちと重なったのではないですか？』
6振『……。』
朧『そもそも、3歳児の小さな子が貴方がたに危害を加えると思いですか？』
6振『……。』
朧『この子は前の主とは違います。』
??)『どうして、そう言い切れるの？』
暁『なら、入って来た時から怯えていたこの子がいきなり立って貴方方を傷つけるようなことをするか？
そんな子なら俺はこの子を貴方方の所に連れてきたりしませんよ。
この子が貴方方に近づいたのはお前たちを折るためでも傷つけるためでもない。
怪我した貴方方の傷を治そうとしただけだ。』
6振『……。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
秋緋那(プロフ) - 桜舞姫・蝶月姫さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。まだまだ語彙力を低下させていけたらなと思っているので楽しみにしててください。ありがとうございます。これからもそう言って頂けるようにがんばりたいと思います。 (2019年12月26日 1時) (
レス) id: 8da4fe24da (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - やばい、かわいい、最高、やばい(二回目)、語彙力がものすごい勢いで低下していく...これからも更新頑張ってください！最高です！ (2019年12月25日 17時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
秋緋那(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。夢主ちゃんの可愛さをまだまだ出せるようにしたいと思うので更新気長に楽しみにしていただければと思います。ロアさんも風邪などに気を付けてくださいね！ (2019年12月25日 3時) (レス) id: 8da4fe24da (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - やっべぇ夢主がめっちゃかわいい……萌える、なんなら溶けそう……最近寒くなってきたので、風邪などに気を付けてお過ごしください！！ (2019年12月6日 19時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：秋緋那 | 作成日時：2019年1月12日 19時
