(続き) ページ16
陸奥守吉行『なんじゃ、主ぎゅーか！』
それを大和守安定がこういった。
大和守安定『陸奥守さん、違うよ。
主が大体手を広げるときは抱っこしてほしい時だよ。
ね、堀川。』
堀川国広『そうですね。
あとは、甘えたいときとか眠い時じゃないでしょうか。』
堀川国広は既にそこまで杏菜の事を理解していた。
陸奥守吉行『ほうか。
なら、抱っこするぜよ。』
そういうって、陸奥守吉行は杏菜を抱っこすると杏菜は嬉しそうな顔をしていた。
陸奥守吉行『主は元気じゃのう。』
杏菜『むちゅのかみおにいちゃ、けがちてる。』
陸奥守吉行『こんなんいつものことじゃったからのう。』
すると、杏菜はさっきので要領を覚えたのか。
杏菜『いちゃいのちゃいのとんでけー！』
と言って、陸奥守吉行の傷を治した。
陸奥守吉行『！
傷が……治っちょる。
ありがとうなぁ、主！』
杏菜は返事をする代わりにニコッとほほ笑んだ。
すると、そこに主の部屋から起きてきて杏菜を探していた和泉守兼定が広間にやって来た。
和泉守兼定『……おい、主は……！？』
陸奥守吉行『おー、和泉守起きたんか。』
そこには、陸奥守吉行に抱っこされている杏菜の姿があった。
杏菜は和泉守兼定を見ると怯えてしまった。
その姿を見て、和泉守兼定はあの行動はやっぱり間違いではなかったのかと後悔するのだった。
あの時、素直に主である杏菜を受け入れていたら杏菜は自分に懐いていたのではないかと……。
陸奥守吉行『主はまだ、和泉守を警戒しちゅーな。』
杏菜は和泉守の視線に耐えられずに陸奥守吉行に降ろしてほしいというかのように肩をトントンと叩いた。
それを陸奥守吉行は察知した。
陸奥守吉行『主、降りたいんか？』
そう言うと、首を縦に振って陸奥守吉行は杏菜を降ろすと杏菜は堀川国広の所に走っていき堀川国広の後ろに隠れた。
和泉守兼定はそれを見守ることしかできなかった。
これで下手に近づいて主である杏菜に嫌われるのを恐れたからだ。
だから、和泉守兼定は安易に杏菜には近づけなかった。
堀川国広がその場に立つと杏菜は堀川国広の足に抱きついて離れようとはしなかった。
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秋緋那(プロフ) - 桜舞姫・蝶月姫さん» コメントありがとうございます。そう言ってもらえると嬉しいです。まだまだ語彙力を低下させていけたらなと思っているので楽しみにしててください。ありがとうございます。これからもそう言って頂けるようにがんばりたいと思います。 (2019年12月26日 1時) (
レス) id: 8da4fe24da (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - やばい、かわいい、最高、やばい(二回目)、語彙力がものすごい勢いで低下していく...これからも更新頑張ってください！最高です！ (2019年12月25日 17時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
秋緋那(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます。そう言って頂けて嬉しいです。夢主ちゃんの可愛さをまだまだ出せるようにしたいと思うので更新気長に楽しみにしていただければと思います。ロアさんも風邪などに気を付けてくださいね！ (2019年12月25日 3時) (レス) id: 8da4fe24da (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - やっべぇ夢主がめっちゃかわいい……萌える、なんなら溶けそう……最近寒くなってきたので、風邪などに気を付けてお過ごしください！！ (2019年12月6日 19時) (レス) id: 148e7f1d83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：秋緋那 | 作成日時：2019年1月12日 19時
