■"EP.103 ページ7
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時刻は21時過ぎ。
私は、少し肌寒くなってきた外の空気にため息をつきながら、集会場に歩みを進めていた。
通常、集会は武蔵神社で行うのだが、幹部集会などは別だ。
マイキーの家の近くにある廃ビルで行う。
「眠そうだな」
『眠いもん
あ、ねぇ、クッキー食べる?
お腹空くからってお母さんがくれたの』
「太るぞ」
『はい、これ
ルナとマナの分ね
んで、こっちがみっくんのお母さんの分で……』
「無視かよ、サンキュー
てか、でっかい鞄で来たのそれ持ってくる為かよ」
そうこうしているうちに、いつの間に廃ビルへとたどり着く
夜道は危ないからとか変な理由で迎えに来てくれたみっくんと共に、廃ビルの階段を登ると、既にマイキー以外の隊員は揃っていた
『八戒、やっほー!
あんたまた背伸びた?』
「久しぶり、A
いや、伸びたかどうかは分からねぇ」
とりあえず、手前にいた八戒に挨拶をする。
何か見上げる角度上がった気がするんですけど気のせいかな?
『これあげる
お母さんがくれた
これは、柚葉の分ね』
一先ず、餌付けしとく。
奥の方に何か知らん奴いるけど、誰あいつら
まぁ、触れないでおこう。
どうせあいつだろう
稀咲鉄男
いや、稀咲鉄也だったか?
まぁ、なんでもいいや
ちなみにあいつの分のクッキーはないヨ
それより、あいつ、遅刻か?
総長が遅刻ってシャレにならんぞ
「Aちゃん、こないだの怪我大丈夫?
頭の傷は…まだ治ってないんだね
顔…跡残らないといいね」
ふと、そんな声が聞こえ上を向くと、見慣れた怖い顔がそこにあった
アングリーだ
『うん、退院祝いに皆から貰ったマシュマロ食べたら良くなった
アングリーもマシュマロとお花ありがとうね
これ、お礼
お家で食べてね』
そう、数日前に退院した際に、凄い大人数で駆けつけてきたと思いきや、皆退院祝いに持っていた物は、一緒だったのだ
皆、マシュマロ持ってんだもん
腹筋破壊するかと思った
あ、でもね、八戒だけイチゴマシュマロだったの
あいつ、可愛いよね
柚葉のお陰なのかな?
『顔の傷は…まぁ…仕方ないよ
それより、アングリーたちは怪我なかったの?』
「うん、スマイリーが少し足をやったぐらいで僕は大丈夫」
『そっか、それなら良かった』
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デンプン。(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます! 更新、頑張りますね (2021年8月23日 10時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!更新頑張ります! (2021年8月23日 10時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみに待ってます (2021年8月18日 18時) (レス) id: 4f39651567 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 面白かったです!続き楽しみにしてます (2021年8月17日 21時) (レス) id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 甲賀忍者さん» コメントありがとうございます! わぁ!めっちゃ嬉しいです(泣) もう貢いであげてください笑 そんなに言って貰えて私も幸せです! これからも、よろしくお願い致します! (2021年8月11日 3時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:デンプン。 | 作成日時:2021年8月10日 12時