■"EP.124 ページ28
･
これで釣れればいいけど…
そう思った数秒後に、ガチャと静かに目の前の扉が開いた。
『ぁ…』
すかさず、左足を扉の隙間に入れる。
でも、その必要はなかったみたい。
圭ちゃんは、一つため息をついて入れよ。と私に声をかけてきた。
やったね。
「お前、周りのこと考えろよな
近所迷惑だわ」
『いやいや、圭ちゃんにだけは言われたくないし』
｢ﾁｯ…ココアでも飲むかよ｣
舌打ちをしつつも、顎で台所を指しながら言う圭ちゃん
あ、心配してくれたの？
大丈夫
寒いとか入れてもらう為の嘘だから
なんて言ったら殴られそうだから、言わないけど。
圭ちゃんママに一言謝りの言葉を入れながら中に入ると、笑いながらマシュマロをくれた。
マジで圭ちゃんママ神
「部屋行くぞ」
『うぃす』
ペヤングにお湯を入れてそれを持ちながら部屋に行く圭ちゃん
お湯沸かしてたとか用意周到かよ。
最初から入れる気満々だったろ。
『ねぇ、お湯どうしよ』
「そう言うと思って持ってきた」
そう言って、大きめのボールをこちらに渡してくる圭ちゃん
やっぱり用意周到だ。
とりあえず、お湯を捨てて2人して麺を一口口に入れる
美味しい。
「うまっ」
『それな』
私たち、夜中にマジで何やってんだよ。
デブまっしぐらだ!!
ついでに、ポテチも開けない？
私、買ってきて…
『って！こんな事する為に来たんじゃない』
そうだよ。
危うく本来の目的を忘れるところだった。
危ない危ない
私がそう言って、ペヤングを机の上に置くと、当の本人は食べる手を止めた
分かってるんでしょ。
分かってて私を家に入れたんだよね？
圭ちゃん
『
「お前には関係ない」
やっぱりそう言うよね。
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デンプン。(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！ 更新、頑張りますね (2021年8月23日 10時) (
レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年8月23日 10時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみに待ってます (2021年8月18日 18時) (レス) id: 4f39651567 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます (2021年8月17日 21時) (レス) id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 甲賀忍者さん» コメントありがとうございます！ わぁ！めっちゃ嬉しいです(泣) もう貢いであげてください笑 そんなに言って貰えて私も幸せです！ これからも、よろしくお願い致します！ (2021年8月11日 3時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デンプン。
| 作成日時：2021年8月10日 12時
