■"EP.119 ページ23
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そう思い、頭にハテナを浮かべていると、よぉ…と隣からそんな声が聞こえてきた
『ｯ!ぇ…圭ちゃん！何でここに！』
そこには、何故か圭ちゃんの姿があった
え、何でいるのさ
あんた、出禁のはずじゃん！
マイキーにバレたらめんどうよ？
そう付け足すと、笑う圭ちゃん
圭ちゃん特有の八重歯が見えた。
可愛い。
「ちょっと報告しにきた」
『報告？』
「そ」
そう言う圭ちゃんの目は凄く寂しそうな顔をしていた。
何かあったの…？
そう聞くことは出来ず、私は目立った行動だけはとらないでよ。と思ってもいない言葉を言ってしまった。
バカみたい。
圭ちゃんが、おう…と呟いたと同時に聞こえないぐらいの音量で呟く。
ホントバカみたいだよ。
唇を噛んだ瞬間だった
突然、一人の叫び声がこの神社に響いた
『ｯ!は？タケミっち!?』
それは、正真正銘タケミっちだった。
何してんのよ、あいつ。
叫びながらあいつが向かっていった先は、稀咲の方だ。
しかも、拳を固く握ってる。
まさか＿＿＿＿！
『タケミっち、止まって！』
だが、私の声も届かず、そのままタケミっちは私欲のために稀咲を殴った。
一瞬だけ、時間が止まったかのように思えた。
「はぁはぁ…」
タケミっちの頬に涙が伝う。
その瞬間、私は分かってしまった。
ようやく、会えたんだ。
ヒナちゃんを殺した張本人に。
ずっとずっと探していた稀咲に。
ヒナちゃんが亡くなって、絶望していたタケミっちは、稀咲をぶっとばす事だけが生きがいだった。
ヒナちゃんを殺した張本人が、今目の前にいる。
それなのに、何もしないなんてタケミっちには出来なかったんだろう。
きっと、ヒナちゃんの事を思ってやったことだ。
そんなの分かってる。
でも、問題は、
何も知らない者からしたら、完全にタケミっちが悪だろう
「タケミっち！
てめぇ、何してんだよ！」
堅にぃの叫び声が、この神社に響いた。
と、同時に私以外の幹部全員がタケミっちにジリジリと寄っていく。
当たり前だ。
大切な参番隊の隊長 任命式をぶっ潰したんだから。
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デンプン。(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます！ 更新、頑張りますね (2021年8月23日 10時) (
レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - Aさん» ありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年8月23日 10時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
あ - 更新楽しみに待ってます (2021年8月18日 18時) (レス) id: 4f39651567 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 面白かったです！続き楽しみにしてます (2021年8月17日 21時) (レス) id: c5820b78bf (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 甲賀忍者さん» コメントありがとうございます！ わぁ！めっちゃ嬉しいです(泣) もう貢いであげてください笑 そんなに言って貰えて私も幸せです！ これからも、よろしくお願い致します！ (2021年8月11日 3時) (レス) id: a42ce72c3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：デンプン。
| 作成日時：2021年8月10日 12時
