無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

ep.6 ページ6

朝起きると、なぜだか景色が違って見えた。



あの瞬間から…









――翔也『梨花ちゃんの事見てたから、分かるよ』









あんなに優しい笑顔であんな事言われたのは初めてだから…きっと戸惑っているんだ。



でも…あれが嬉しいって気持ちなんだ。








確かに嬉しいって感じ…！！！



なんだか似たような感情は経験したことあるけれど、今回のはこれまでとは全然違う。









本当に、翔也さんの言葉が嬉しかったんだ。








「あ、そういえば今日もバイトだったよな…」







この前夏希さんからシフト送られてきたんだっけ？
今日の夜から翔也さんもシフト同じだ。


どうしよう、昨日は慌ててお礼も言わないで帰っちゃった。


どうせバイトだし、今日言おう。









――――――ガチャ




「おはようございます！」



うちのバイト先は夜でもおはようございますと挨拶します。









夏希「あ、おはよう梨花ちゃん」


翔也「お、来たよ夏希」





ん？なんだか空気が変？









夏希「あー…ごめん梨花ちゃん！！シフト間違えて送っちゃって…本当は今日、梨花ちゃんと翔也はバイトじゃなかったんだ」




「え、そうなんですか？」



夏希「ごめんよ、今度埋め合わせはするよ」


「いえ、大丈夫ですよ〜」







なんだ…まぁ1人暮らしだから帰ってもやる事ないから平気なんだけどね









翔也「災難だったね梨花ちゃん」

「そ、そうですね！！」




そうだ…昨日のこと…







「あ、あの昨日…」

翔也「あ！良かったら家まで送るよ！！」








え？




翔也「夜だし、ひとりじゃ危ないでしょ！」

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