無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

ep.44 ページ44

今までで1番辛い夢を見た。







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母『なんで馬鹿なこというの！？貴方…お母さんが頑張って''普通''に産んであげたのに！！！！』




『ごめんなさい…ごめんなさいぃ…！！』


母『いい加減にしなさいよ！！これ以上お母さんを苦しめないでちょうだい！！あんたはただ普通に平凡に生きていればいいのよ！』



『で、でも…お父さん！！』



父『梨花…いつから母さんの言うことが聞けない子になったんだ？お前には三船家の未来がかかってるんだぞ、しっかりしなさい』


母『もう！お母さんいつまであんたのせいで苦しめばいいの！？隣の家の――くんは優秀で――ちゃんはとっても愛想良くできるのに！！！なんであんたはいつの間に被害者ぶってんのよ！！』






『ごめんなさい…ごめんなさいお母さん、お父さん』












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「………はぁっ！！！」








夢…なんだよね？

何今の…生々しい、あのころの夢なんて今更…





「…お母さん、お父さん…何してるんだろう」






私が感情が分からないとカミングアウトした時に、お母さんはヒステリックになってしまった。

毎日泣き叫ばれ、理想の子供をつくりあげたかったのに私が全部を壊してしまったようだった。




だから笑顔は私の武器だった。


誰かに失望されないようにするための











「なんで…こんな夢」

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