無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

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オーナー「今日のここの会計、三船さんが担当したところ…計算ミスで値段が違うんだよ」




「…え？」





オーナー「三船さん、入って結構経つけどこういうミスは極力減らして欲しいわけよ？」


「申し訳ございません…！」






どうしよう…やらかしてしまった。
オーナーに悪いことしちゃった。

他のバイトさんにも伝わっちゃうかな…？








オーナー「いや、いつも三船さんには頑張ってもらってるんだけどさ〜、今日みたいなのはさすがに困っちゃうなぁ〜」





「あ、あはは……」





どうしよう、分からない。
どんな顔でどんな事をいえばいいのか分からない。




なんで私…こんなに何も無いんだろう。









オーナー「笑顔が取り柄ですって最初言ってくれたけどさ、本当に笑顔だけなんだね」






「……っ！」








オーナー「まぁそれで何とかやれてるみたいだけど、とにかく気を引き締めて取り組んでくれるかな？」






「はい…申し訳ございませんでした。」







分かっていたことだけれど、いざ言われてしまうと笑えなくなる…。

悲しいとも悔しいとも思えないなんて、自分は本当に無色透明なつまらない人間だ。









――――――ガチャ







翔也「梨花ちゃん」


「あれ、翔也さんまだ残っていたんですか？」







翔也「うん、梨花ちゃんを待ってた。」









「…え？」

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