無色透明な心にさよなら【名前変換オリジナル】

ep.29 ページ29

あれから数日経って、私の心は再び何も感じなくなった。

これは言わゆる失恋というやつなんだろうけれど
実感が全くない。


好きになってもそれが事実上残ることは無いし、私の中の何かが変わったと思うことも無い。
ただ…何かが無くなったような気分だけが残る









――――――――飲み会




今日はサークルの飲み会です。
珍しくオシャレなバーを貸し切ってみんなで飲んでます。




七橋「なんか、梨花変わった？」

「そうかな？」



七橋「うん、なんかいつも笑顔だし何かいい事あったのかな〜？♡」


「あはは！そうかもね〜」


七橋「えー！？なになに？」








私は笑顔を増やすようにした。
誰にも悟られないように…私の笑顔は私を守るためにあるんだから、笑わなくちゃ









海斗「三船先生、飲んでますー？」





すると、海斗くんが私の座っていたソファーの横に座った。






「海斗くん！飲んでるよ〜」



海斗「あ、これ美味しかったですよ」

「お、いいね！美味しそ！」






海斗くんは知ってたのかな？
翔也さんに彼女がいること…





「あー、でもこんなに飲んだら潰れちゃうかなー？でも色々気になるし…」



海斗「じゃあ俺の1口だけ飲んでみる？」


「いいの！？」







って…これって間接キスじゃん


いやいやいやいや、私も大学生なんだしそんな事で意識したりなんてしないから…！








海斗「…ん？飲まないの？」


「飲む…！///」

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