色づいた世界【東卍】 (ページ16)

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12話ページ16

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場地くんの後ろを着いていく

千冬よりも高い身長で長い髪

揺れる髪を眺める

あれ…そういえば意外と歩きやすい？

普通に歩いてても場地くんに追いつける

もしかして歩幅合わせてくれてる…？

優しいな…場地くん

あ、そういえば一つ聞きたいことがあったんだった

「ねー場地くん？」

場地「あ？」

と言って振り向いてくれる

「さっきなんでAって名前呼びだったの？」

実は内心ナチュラルに()名前呼びでびっくりしていた

場地「千冬もA呼びだし、苗字しらねぇ

苗字何？」

「みなみかわ…南河A」

場地「え"南河！？あの！？」()

「え？あの？」

あのってなんだ？

場地「あの角のクソでかい家の」

「クソでかいかは、わかんないけど角の家だね」←近所では有名な南河さん

場地「へぇ…」

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しばらく喋りながら歩くと家の前に着いた

場地「家ここだよなぁ？ちけぇなぁ

俺んちそこだわ」

そう言うと千冬が住んでる団地を指さした

「あ、千冬と同じ団地なんだ！」

本当に家の方向同じだった

そういえばそんなこと千冬言ってたような

と思っていると

場地「んじゃーな、俺は帰るわぁ」

と言って軽く手を振りながら歩き去ろうとする

私は急いで

「うん、ありがとう！」

と場地くんの背中にお礼を言い、手を振った

さすがにもう世話になることはないだろうと

この時の私はそう思ってた

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でも

だいたいこういうことは

'2度あることは3度ある"＿＿＿

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