「Makichan」その１０ ページ10
「永井チャンが太ったからヨォ。」
「太ってないです！」
荒北先輩は本当に失礼だ。
仕方ないよお腹すくし、制御聞かないんだもん。
「せんぱい最近よく食べてるもんね？」
真波は悪意ありありの顔でこっちを見つめる。
その言葉に反応した東堂先輩。
「うむ、食べ過ぎはいかんな。
見た目はあまり変わらんから大丈夫、と言いたいが。
箱学のマネージャーたるもの運動せねばな。」
え。
待って、否定してもらえないの？これ。
「私、そんなに太りました？」
不安になって恐る恐る東堂先輩に尋ねる。
先輩は苦笑いを浮かべると荒北先輩に向き直る。
「俺はそう思わんよ。
ただ荒北と真波がそこまで言うのなら、と思ってだな……」
「あ、俺わかっちゃったかもしれないです」
真波はいきなり立ち上がると、私の元まで歩いて、
一周した。
「荒北さん、荒北さん。」
そして荒北先輩の耳元で何かを話した。
途端に荒北さんも納得したように頷いた。
「永井チャン太ってなかったヨ。」
「は？」
思わず口から出た素っ頓狂な声。
私も、東堂先輩も首をかしげる。
新開先輩は気づいてる？みたいだけど。
「教えて欲しい？」
荒北先輩は私の方に向き直って意地の悪い笑みを浮かべる。
なんなんだ、その笑みは。
「なんですか？」
早くしろ、とでも言いたげに私が聞き返せば、
荒北先輩は口角をもっと上げて、口を開いた。
「大きくなったんじゃナァイ？」
「っ！？」
一瞬でその意味を理解してしまった私と、
まだ理解できていない東堂先輩。
「？なんのことだ？」
「あれですよ、東堂さん。」
真波が小声で東堂さんにそう言えば、
東堂さんは顔を真っ赤にした。
まるで茹で蛸のように。
「ま、ままま真波っ！！」
「あれれ？東堂さん真っ赤ですよ？」
「尽八純粋だなー」
からかわれる東堂先輩を横目に、
荒北先輩は私の隣にやってきた。
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ポカリ - あーーーーーーーーーーーーーーーーー、続きめっっっっちゃ気になるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ！最新待ってます！ (2019年4月5日 16時) (
レス) id: b4c93d8d0e (このIDを非表示/違反報告)
＊舞夜＊(プロフ) - 更新再開してくれると嬉しいです！！ 続き気になります！ 待ってます( ´ ▽ ` )ﾉ (2017年7月23日 1時) (レス) id: 2952ad7853 (このIDを非表示/違反報告)
スズム - 女主が巻島さんが男だと気づくのが持ちどうしい！面白いです、更新頑張ってください！ (2017年5月28日 12時) (レス) id: e7e10be032 (このIDを非表示/違反報告)
（＊＾＾＊） - ほわいてぃべてぃ。さん» 東堂さんが、藤堂さんに、なってましたよ?ﾏｷﾁｬﾝ14 (2017年4月30日 21時) (レス) id: d583cf0dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃっきー(プロフ) - 続き、めっちゃ気になります!!!!!!!更新楽しみにしてるので、頑張ってください(^^) (2015年10月7日 18時) (レス) id: 5cad5ba7f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほわいてぃべてぃ。 | 作成日時：2015年8月5日 10時
