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心配そうなドギョムだが、隣のジョンハンは可笑しそうに笑ってハンドルを回す。
『めんどくさい？』
「あーっ、違う。何もめんどくさくないよ。ほんとに」
『ふーん』
「ほんとにごめん。悪かった。だってそんなに目が腫れてるのに…いつも通りに…綺麗だったから」
ドギョムが手に持っていたアイスアメリカーノを吹き出した。
『…本当にそう思ってるの？』
「思ってる！なんで俺だけ疑うの？他のヒョンもディノもすぐ言うこと信じてたのに」
『だってスングァニオッパだよ？』
「…どういうこと」
『口から生まれてきたような人だもん』
「っっ！？ヒョン！Aがひどい！」
「あにゃ、あにゃ、俺たちは知らないから2人で話し合いなー。ただ病院に着くまでな」
「ドギョミヒョン！」
「ははは、スングァナ。ごめん俺なにも分かってないよ」
Aは相変わらずツーンと窓の外を見ていて、
スングァンとは視線も交わらない。
スングァンはもどかしく、その手をさっと握った。
「A！僕が悪かった！揶揄って本当にごめん！Aなら分かってくれると思って…」
目を上げるとAはじっとスングァンを見つめていて。
スングァンは一瞬怯んだが、このままではいけないとまた口を開いた。
「他のヒョンみたいに、上手く言えないんだよ。なぜかAの事になると…思うように行かなくて。思ってる事も全部ヒョンが言っちゃうから、同じこと言えなくて…面白くいなきゃって思ったりもして…でも僕だってAの事大事だし、可愛いと思ってる。すっごく。…ほんっとに誰よりも可愛いって思ってる！癪だけどさ！」
「あ、ほら。こういうとこだよ！つい言っちゃう…ごめん」
シーンと静まり返る車内。
体の下でエンジンが動き、振動が伝わる。
「うぇ…なにこれ。なんでこんなに静かになるの。辞めてよぉ」
不安そうなスングァンを、真顔で見ていたAだったがついに吹き出した。
『スングァナ〜』
そう言って大きく両手を広げてスングァンを正面から抱きしめた。
その途端、ジョンハンもドギョムも大笑いで一気に車内は賑やかになる。
「えっ、なに。なに！」
『オッパの気持ちは十分伝わってきたよぉ。ありがとうスングァニオッパぁ。オッパは不器用なだけだよねぇ』
「スングァナは誰よりもAが大切だもんなぁ」
「かっこよかったよ、さすがブスングァン！」
未だ抱きしめられたままのスングァンは混乱した。
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らん(プロフ) - piさん» いつもコメントありがとうございます(;_;)リアルセブチちゃん達に魅了されて更新が滞っておりました。それでも見ていただいて嬉しいです。お礼を言うのはこちらの方です！ありがとうございます！！ (2022年6月1日 20時) (
レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
pi - 更新嬉しいです〜（ ｉ _ ｉ ）ディノちゃんとのやり取りの可愛さにニヤニヤしていましたが、最新のスンチョルさんの破壊力がやばすぎまして、らん様の書く紅一点ちゃんの振り幅にぶん回されております（？）本当にありがとうございます.......長文失礼しました.... (2022年5月31日 0時) (レス) @page41 id: 60c22372dc (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - piさん» お久しぶりです！お返事遅くなり申し訳ありません(/ _ ; )いつもありがとうございます♡♡スンチョルさんのキデキデが大好きで、言われてみたいセリフ盛りだくさんでキュンです。それがちょっとでも表現できていれば嬉しいです！ありがとうございます！ (2022年4月16日 20時) (レス) id: 7b16d9cf4f (このIDを非表示/違反報告)
pi - お久しぶりにコメントします！移行おめでとうございます！スンチョルさんエピめちゃくちゃ嬉しいです....；；ちょっとのすれ違い、、きゅんきゅん、いやぎゅんぎゅんしました、、、また更新楽しみにしてます！ (2022年4月13日 16時) (レス) @page18 id: 60c22372dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蘭 | 作成日時：2022年4月4日 17時
