人間を愛した喰種は優しすぎました【東京喰種&黒バス】

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貴方サイド

えー、あー、んー。

どーしましょーか。


金「喰種って、バレてるの？」


そう問われた。

う、うんって言っていいのかな？

でも、嘘は嫌いだし。

ここは、正直に。


『多分・・・』


その瞬間、みんなの顔色が変わった。

怖いというか、なんていうか・・・


『僕を喰種ってわかっているから、自分を守ろうとしてるんだと思う』


怒ってる、かな？

殺されちゃうのかな？みんな。

みんな、僕の所為で、死ぬのかな？

嫌だ、嫌だよ・・・そんなの。


『ねえ、殺すの？』

全-貴「「((ギクッ」」


やっぱり殺すつもりなんだ・・・！

僕の手は、強く握りすぎて、血が出ていた。

でも、痛みなんて、感じなかった。

どうせ、すぐ治る。


ト「人間に正体を知られた。だったら殺すしかないんだ。じゃないと、私たちが死ぬの」


もしCCGに知られたら・・・

そう思うと背筋が強張る。

でも、嫌なんだ。


『殺すなら、僕も殺してね(^^)』

全-貴「「っ⁈」」


僕の所為で死ぬんだ。

僕が殺すのも同然。

だから、僕も死ぬ。

少しは罪を償えると思うから。


錦「クソが⁉っんなことできるわk『ならみんなを殺さないで』・・・っ」

『殺すなら僕も殺せ。無理なら誰も殺すな』


ちょっと、きつく言いすぎた？

でも、そうじゃないと、誰も守れない。


金「あとさ、なんでそんな、弱いの？」


ケン君は、
まるで下等生物を見るような目で、僕を見た。

弱い？僕、弱くないよ？


『何言ってんの？僕、ケン君より強いよ？』

金「そういう意味じゃない。
・・・なんでやられっぱなしなんだよ」


あ、ケン君、怒ってる。

あはは、怒る理由なんて無いのに。

それに、ケン君ずっと前言ってたじゃないか。


『傷つける人じゃなくて、傷つけられる人になるんだって』


もう、随分と前の話だけど。


金「・・・違う」

『え？』


ケン君の鋭い瞳は、僕に向いていた。


金「それはただ、弱いだけだ」

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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