【刀剣乱舞】引き抜かれ本丸 (ページ6)

今日:54 hit、昨日:67 hit、合計:41,190 hit

4話ページ6

「...さん....主さん！」

「む....いいにおいが...むぐ....美味しい...」

「もう！夢でご飯食べてないで起きてください！」

「むがっ....！？」

無惨にも布団をひっぺ剥がされた審神者は部屋の隅の壁へと挨拶をしたのだった。

「ｲﾃﾃ...あれ、私のステーキ...」

「なに寝ぼけてるんですか？夕餉の時間です！」

「お、おう。ごめんよ堀川君...」

世話がやけると言った風にため息をついたのは3振り目に家に来た堀川国広だった。

基本、厨当番は燭台切光忠や歌仙兼定を主体とした人員で構成されているが、生憎今も彼らはここにいない。
その為。堀川の料理スキルがぐんぐん成長した。

彼の持っているお盆から、食欲をそそるいい香りがする。

「今日の夜ご飯は何？」

「今夜は洋風雑炊です！」

「え...今日は固形肉の気分...」

「知ったこっちゃないですよ。主さんが朝昼栄養ドリンク生活を始めたら夕餉は全部これにしますからね！」

「うっ....。堀川くんのリゾット美味しいけど毎日はキツい...善処します」

家の堀川国広はどうやらオカンスキルをカンストしているようです。

「全く...小夜君が心配して様子見に来てましたよ。」

「お小夜が！？...悪いことしたなぁ」

「明日にでも一緒に遊んであげてください！」

「うん...。あ、リゾットおかわりある？」

「はいっ！沢山食べてくださいね。」