【刀剣乱舞】引き抜かれ本丸

30話 ページ39

「お呼びですか師匠！」


『次投げるものが比較的柔らかいものだとは限りませんよ』


「お呼びですか審神者様！」


『白々しいですよ。事前に伝えた通りにお願いします。』


「はいっ！この光輝、尊敬するししy...審神者様の為にお役に立てるよう頑張ります！」


前回師匠と呼んで箱アタックされた審神者、光輝を呼んだここの審神者は、この舎弟感、どうにかならないものかと思考を捻っていた。というか彼の審神者名を初めて知った。


「審神者さん、主使い荒いよね。ま、俺はその性格嫌いじゃないけど」


前回同様、光輝の初期刀の加州清光がひらひらと手を振る。


『ところで良かったのですか？貴方がたの審神者をお借りして』


「主の安全は審神者さんの技量とか知ってるから保証されてるし、この件をきっかけに主がいい刺激をうけたらいいなって」


『なるほど...まあ大した刺激というか、要は悪い子を更生、または排除するだけなんですけどね』


「審神者さん手馴れてるね？」


『....悪い子が来たのは3回目ですから』


「うぇっ！？俺らの所はまだ見習い研修一回もないから不安になってきた！また今度その時の話聞かせてよ」


『...まあ機会があれば』


ーーーーーー

・光輝(みつき)
引きこもりという噂だけを鵜呑みにしてかなり大柄な態度をとっていたが、間接的にも物理的にもボコボコにされて自分がやっていた間違いに気づいた。
審神者を師匠と呼びたいが、箱アタックはそこそこ痛かったため、断念。師匠のためなら励みを惜しまない。


・光輝の加州清光
光輝の初期刀。フットワークが軽く、コミュ力高め。主が審神者に更生()させられるまで、光輝の言動に少し呆れていた。自分の主が更生()した後は審神者に妙に懐く。(頼りがいのある友達感覚)

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