24話 ページ32
「主や。この菓子は美味いか?」
『はい、美味しいですよ』
「うむ。そうかそうか」
誰か助けて。初期刀がついにやらかした。
と審神者の心の中はパニックに陥っていた。
〜回想〜
「終わったー!」
審神者は仕事がひと段落着いてやっとゆっくりできる!とのんびりしていた。
「主」
のんびり、したかったなぁ。
審神者は0.1秒の内にその声の主を分析し、通信機を手に取った。
『どうかしましたか?三日月』
「今日は主に菓子を食べて貰おうと思ってな」
『仕事が忙しいので』
「はて、山姥切が、主の仕事はこの時間帯に終わりそう。という話を聞いたのだがな?」
は?切国そんな事言ったの???
ピコン
と断りの文を入力しようとしたら
通信端末に連絡が来る。
『すまない。三日月との賭けに負けて、主との八つ時の時間を要望された。まあ、上手くやって欲しい。健闘を祈る』
ペェェーン!!
▼審神者は端末を投げ捨てた!
〜回想おわり〜
「この菓子は俺が作ったものだ。最初は堀川に習って作っていたが、意外とできるものなのだな。」
え、これ三日月さんが作ったの!?
今日のおやつ、クリームあんみつは中々のクオリティで皿の上に鎮座していた。
...何かキラキラフィルターかかってたのそのせいか!?くそっ!めちゃくちゃ美味い!
と審神者がクリームあんみつを雑面の下から夢中で食べていると、三日月は目を細め、満足そうに微笑んでいた。その背中にはほんのりと桜が舞っていたのだった。
「ふふ....。」
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あさき(プロフ) - 更新嬉しいです!!!!夢主さんと光輝さんとの会話の流れ?、みたいなボケとツッコミ早め〜(?)みたいなのがすごい好きです!!!! (9月30日 1時) (レス) @page42 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プレーン改 | 作成日時:2023年8月10日 18時