検索窓
今日:73 hit、昨日:95 hit、合計:41,304 hit

22話 ページ30

「審神者さん来たよ〜。はい、詫び菓子の大福。」


そう言うと加州清光は大福の箱をどこから取りだしたのかは分からないが、審神者の目の前にどんどん積み上げていく。


『あの...こんなに...。それに後ろのは何なんです?』


「あー。大福は気にしないで。全部お詫びの気持ちだから。」


ね?と加州は、後ろにいる土下座をした男性、もとい前回喧嘩を売ってきた審神者を前に押し出した。


「こ、この度は....誠に、非常に、本当に、すみませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!」


綺麗な土下座だなおい。
と審神者は半ば白目で前にいる相手審神者を見た。


『あの』


「わかっています!こんな謝り方では到底許しを乞うなどおこがましいと!!でも!!僕は!!貴方にとても酷いことをしてしまった!!!!」


この人こんな性格だったっけ?と自分の記憶を再確認する。
うん、多分違う人。


『こえd、いえ、そんな。私は大丈夫ですので...』


「ううううううう......」


「ほら主、審神者さん戸惑ってるから。そろそろ顔上げて。」



「バッ)審神者さん!!いえ、師匠!!僕を弟子にして欲しいです!!」


『無理です』


「ぐあっ!!」


『私は今までの事を気にしていませんので何なら無かったことにしますのでお引取りを


「どうしたら強く正しい審神者になれるのかをお教え願いたいんです!!師匠!!」



『弟子を取った覚えはありません』



「お願いします!!!!」



うわしつこいな...。と思いながら審神者は横に座って静かにしていた山姥切国広を横目で見た。


「いいんじゃないか?主」


『は』


「あの審神者、見た所純粋に心を入れ替えたらしい。心強い戦力が増えるかもしれないぞ?」


とコソッと耳打つ初期刀に、審神者は1つため息をついた。


『...分かりました。ですが師匠と呼ぶのはおやめ下さい』



「分かりました!!師匠!!!!」


すこーん、と相手の審神者の頭に大福の箱がヒットする。
横で爆笑する加州清光と初期刀。
審神者はこの日、1人の弟子を屈服させたのだった。

23話→←21話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (60 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
191人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あさき(プロフ) - 更新嬉しいです!!!!夢主さんと光輝さんとの会話の流れ?、みたいなボケとツッコミ早め〜(?)みたいなのがすごい好きです!!!! (9月30日 1時) (レス) @page42 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:プレーン改 | 作成日時:2023年8月10日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。