22話 ページ30
「審神者さん来たよ〜。はい、詫び菓子の大福。」
そう言うと加州清光は大福の箱をどこから取りだしたのかは分からないが、審神者の目の前にどんどん積み上げていく。
『あの...こんなに...。それに後ろのは何なんです?』
「あー。大福は気にしないで。全部お詫びの気持ちだから。」
ね?と加州は、後ろにいる土下座をした男性、もとい前回喧嘩を売ってきた審神者を前に押し出した。
「こ、この度は....誠に、非常に、本当に、すみませんでしたぁぁぁぁぁ!!!!」
綺麗な土下座だなおい。
と審神者は半ば白目で前にいる相手審神者を見た。
『あの』
「わかっています!こんな謝り方では到底許しを乞うなどおこがましいと!!でも!!僕は!!貴方にとても酷いことをしてしまった!!!!」
この人こんな性格だったっけ?と自分の記憶を再確認する。
うん、多分違う人。
『こえd、いえ、そんな。私は大丈夫ですので...』
「ううううううう......」
「ほら主、審神者さん戸惑ってるから。そろそろ顔上げて。」
「バッ)審神者さん!!いえ、師匠!!僕を弟子にして欲しいです!!」
『無理です』
「ぐあっ!!」
『私は今までの事を気にしていませんので何なら無かったことにしますのでお引取りを
「どうしたら強く正しい審神者になれるのかをお教え願いたいんです!!師匠!!」
『弟子を取った覚えはありません』
「お願いします!!!!」
うわしつこいな...。と思いながら審神者は横に座って静かにしていた山姥切国広を横目で見た。
「いいんじゃないか?主」
『は』
「あの審神者、見た所純粋に心を入れ替えたらしい。心強い戦力が増えるかもしれないぞ?」
とコソッと耳打つ初期刀に、審神者は1つため息をついた。
『...分かりました。ですが師匠と呼ぶのはおやめ下さい』
「分かりました!!師匠!!!!」
すこーん、と相手の審神者の頭に大福の箱がヒットする。
横で爆笑する加州清光と初期刀。
審神者はこの日、1人の弟子を屈服させたのだった。
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あさき(プロフ) - 更新嬉しいです!!!!夢主さんと光輝さんとの会話の流れ?、みたいなボケとツッコミ早め〜(?)みたいなのがすごい好きです!!!! (9月30日 1時) (レス) @page42 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プレーン改 | 作成日時:2023年8月10日 18時