【刀剣乱舞】引き抜かれ本丸 (ページ23)

今日:72 hit、昨日:95 hit、合計:41,303 hit

15話ページ23

ｻﾞﾜｻﾞﾜ...

相変わらず人通りが多くない？
そして心当たりがあるのかちらちらとこちらを伺う視線が容赦なく審神者に刺さる

...まあ本来は山姥切国広の様な布と、雑面を被る審神者はあまり見かけないため、奇怪なものを見るような視線だったのだが。

「主、大丈夫？復讐する？」

審神者はふるふると首を振る
流石にちょっとコンビニ行く？という感覚での復讐は求めていない。

「それにしても、僕達は主の姿を初めて見たけれどかなり変わった格好をしているね？」

「兄者！主に聞こえるだろう！しっ！だ！」

全く隠せていない兄弟茶番に審神者は雑面で見えない顔に苦笑を漏らす。

「そろそろ今日対戦する演練場が見えてくるよ。」

と、演練の部隊長にっかり青江が審神者を先導する。

『髭切、膝丸、愛染国俊はそれぞれ先輩刀の前に立って前線へお願いします。どんな部隊の刀達が相手でもその陣形で。下がろうとしないでくださいね。」

通信機を使用しながら審神者は刀剣たちに演練の立ち回りを説明する。

「わかったぜ！」

「おや？僕達が前線で良いのかい？」

「主にはきっと何か考えがあるのだろう！」

『残りの3振りはいつも通りにお願いします。』

「わかった」

「はーい」

「いつも君のは大きいねぇ。大雑把ってことだよ？」

『青江は本丸に帰還次第、審神者部屋裏に来てください』

「おっと。物理での解決は良くないよ？」