《作り直し》甘やかしたいというか…うん、甘やかしたい。PART２

甘えた５４ ページ6

ーーAside


夜。現在の時刻はPM７:５０


俺の部屋で寛ぐ零と一緒にいる。

一方的に誘ったから不安だったんだが…この様子なら急ぎの探偵の仕事は無さそうだな。


最近、甘やかす回数を重ねるごとにわかってきたことがある。




降谷:「Aさん…」




甘えるの上手くなってる。


脚と腕を絡めてきて、寂しそうな声で俺の名前を呼ぶ。

そのくせ、目は恍惚とさせて期待するように見つめてくる。


“誰かを甘やかしたい”という趣味的な何かを持っている俺からしたら理性の破壊ものだ。

コナンくんと同じくらい大胆になってきたな。



この作品を飽きずにみてくれているはずの画面の外の君たちならわかるはずだ。

自分がされたらと思ったり、好きなカップリングがしたらと思うと悶絶するだろう？

アレだ。



それはともかくこのまま放っておいてもお互いに生殺しなので、相変わらずの表情筋を動かさずに零に顔を近づける。

「ぁ…」と小さく呟き、そっと目を閉じる零。

思いっきり期待されているな。

…‥鼻先に口付けようと思ったが…唇にしておくか。




降谷:「ぅ…んぃ…ふ…」




軽くキスするつもりだった。
そう、軽く。

まさか零の方から深いのを積極的に舌先で強請られるとは思わなかった。

おかげで予定してなかったディープな方をすることになってしまった。

いつまでもただの受け身でいることはないだろうなとは思っていたが…。



まさかここまでとはな…。←

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