甘えた７３ 赤井ver PART2 ページ25
非公開になってた嘘だろオイ(ごめんなさい)
ーーAside
コナンくんの頼みによって工藤邸に足を運んだ俺はインターホンを鳴らして暫く待つ。
ゆっくりとした微かな足音が聞こえ、玄関の扉が開くと冲矢昴がそこに居た。
俺が訪問して来るとは思わなかったのか、冲矢昴に変装している時にはあまり開かない瞳が開かれている。
A:『邪魔する』
赤井:「あ、あぁ…」
リビングのソファに座り、本を読んでいると変装を解いた秀一が戻ってきた。
その手には２人分のマグカップ。黒く澄んだコーヒーが入っている。
…見た感じではあまり変わったところはないように見えるが…たしかにコナンくんの言う通りのようだ。
いつもよりも気怠げで動きが遅い。
眠いのかまばたきの回数が異常に多いし目の下の隈がいつにもまして酷い。
時折漏れ出る欠伸を噛み殺している。
A:『こら、コーヒーを飲むんじゃない。眠れなくなるだろう』
赤井:「…ボウヤに言われて来たのか？」
そこに考えつくほどには正気か。
その質問には答えずコーヒーを取り上げ、空いた片手で秀一の頭を掴んで引き寄せる。
疲れで抵抗する気も起きないのか、されるがままに秀一は重力と俺の力に身体を任せていた。
…匂いを嗅いだり顔を擦り付けて来るのは非常にまずい。
庇護欲が駆り立てられる。抱きしめて頭を撫でずにはいられない現象が今まさに起こっている。
赤井:「もっと強く抱きしめてくれて構わない。…それこそ俺が身動きの１つも取れなくなるほどに」
A:『そうか』
言われた通りにさらに強く抱きしめる。
はぁ…と満足げに艶が垣間見えるため息が口から漏れる様は、俺のそういうつもりのなかった劣情を引き出すには十分だった。
むしろそうする為に行動したんじゃないかと疑いたくなる。
文字通り全身の力を抜いてもたれかかって来る秀一の緑の目に誘われるまま瞼に口付ける。
赤井:「瞼か…」
A:『他が良いか？なら…』
俺にもたれかかっていた秀一を反対側に押し倒し、ソファに２人して雪崩れ込んだ。
上に乗り、両腕を固定して望み通り口にキスをする。
赤井:「苦いな」
A:『人のこと言えないだろう？』
赤井:「違いない」
笑いながらパカリと小さく口を開けたまま待機する秀一にまたもキスをする。
ボウヤには感謝しなければいけないなと呟いて何度か舌を絡ませた後に秀一はゆっくりと眠った。
…明日の朝飯は俺が作るか。
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Kaho(プロフ) - 続き更新されないんですか、、 (2022年12月3日 20時) (
レス) @page27 id: 153df11488 (このIDを非表示/違反報告)
いちご仮面(プロフ) - ミライさん» そんなに喜んでいただけるだなんて…！こちらこそありがとうございます！とってもうれしいです！！ (2020年1月17日 6時) (レス) id: 4c5477e517 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ - 画面越しにうっすら私のにやけた顔が見えました！作者さん相変わらず神です本当にありがとうございました！あ、長文失礼致しました！ (2020年1月6日 19時) (携帯から) (レス) id: dda611501a (このIDを非表示/違反報告)
ミライ - 返信がお正月明けになってしまい大っ変申し訳ございませんでしたｧｧｧｧｧｧ！！！(ｽﾗｲﾃﾞｨﾝｸﾞ土下座)そしてリクエスト書いてくださってありがとうございました！！沖矢さんの「ねぇ…」が…、沖矢さんが……！っ尊いｨｨｨｨｨｨｨｨ！！！ (2020年1月6日 19時) (携帯から) (レス) id: dda611501a (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - はい！そうです〜 (2019年12月23日 10時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いちご仮面 | 作成日時：2018年9月8日 15時
