甘えた51 ページ3
ーーAside
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昼時。
俺の目の前にはポアロ。
忙しいのはわかるが、出来るだけ定期的に来て欲しいという零の頼みで1週間に2〜3回、休日を中心に来ている。
零のお願いを叶えることができる上に高確率でコナンくんに会うこともできるから一石二鳥だ。
カランとお馴染みの音を立てて扉を開ける。
例に漏れずコナンくんと梓さんがいた。
梓:「あっ!いらっしゃいませ、Aさん!」
コナン:「こんにちはAさん!!」
嬉しそうに出迎えてくれる梓さんと、一切の躊躇なくそれが当然だというように突撃してくるコナンくん。
腹に当たって奇妙な声が漏れるのがあるあるだが俺は大丈夫だ。
抱っこし慣れてる。
いつも通り抱き上げたが、勢い余ってその場でクルリと一回転してしまった。
世良:「Aさん!こんにちは!」
A:『真純ちゃん、こんにちは。その服似合っているよ』
「そうかなぁ…」と照れて頰をかく真純ちゃん。
今日の彼女はいつもの男物の服ではなく、可愛らしい白のワンピースを着ていた。
蘭ちゃんと園子ちゃんと遊んだネタくじに書いてあった罰ゲームらしい。
よく似合っているのだから恥ずかしがらなくてもいいのに。
そういえば、俺が来ると必ずと言っていいほどいる零がいない。
そろりと辺りを見回すと、敏感なコナンくんに気付かれた。
零は別の仕事をしていて、もう少しで来るらしい。
ということは…探偵業か??
毛利さんに弟子入りしてるらしいし。
女性:「すみませーん」
梓:「あっ、はーい」
老婆:「梓さん、ちょっといいかい?」
梓:「はい、今行きます!」
忙しそうだな。
コナンくんの隣に座って注文したスパゲッティを食べながらそんなことを思う。
思うだけだった俺が行動に移したのは、梓さんの一息ついた時の疲れた顔を見たときだった。
A:『手伝いましょうか?』
梓:「え…」
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Kaho(プロフ) - 続き更新されないんですか、、 (2022年12月3日 20時) (レス) @page27 id: 153df11488 (このIDを非表示/違反報告)
いちご仮面(プロフ) - ミライさん» そんなに喜んでいただけるだなんて…!こちらこそありがとうございます!とってもうれしいです!! (2020年1月17日 6時) (レス) id: 4c5477e517 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ - 画面越しにうっすら私のにやけた顔が見えました!作者さん相変わらず神です本当にありがとうございました!あ、長文失礼致しました! (2020年1月6日 19時) (携帯から) (レス) id: dda611501a (このIDを非表示/違反報告)
ミライ - 返信がお正月明けになってしまい大っ変申し訳ございませんでしたァァァァァァ!!!(スライディング土下座)そしてリクエスト書いてくださってありがとうございました!!沖矢さんの「ねぇ…」が…、沖矢さんが……!っ尊いィィィィィィィィ!!! (2020年1月6日 19時) (携帯から) (レス) id: dda611501a (このIDを非表示/違反報告)
涙(プロフ) - はい!そうです〜 (2019年12月23日 10時) (レス) id: 5e6c663fd7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちご仮面 | 作成日時:2018年9月8日 15時