十七話 ページ19
左肩より少し重い右肩を見てみると、鳴狐のお供が乗っていた。
「主殿頑張ってくだされ！それが終わらなければ、なにもできませぬ…鳴狐も私めも応援しておりますぞ！！」
なんだろうか。こんのすけは見た目が狐っぽいから、お供と仲がいいのか？
本体の鳴狐は俺を起こしてからずっと広間にいる。「部屋に戻ってもいいんだぞ。」と声をかけてみたものの、首を振るだけだった。
「こんのすけはこれより政府に戻りますが、夕刻、６時に書類を受け取りにまいります。それまでにお願いいたしますぞ」
それだけ言うとこんのすけは、器用に襖を開けてペコリと頭を下げてから出て行った。
戸が閉まったことを確認してから、握っていた筆を置き手を上にあげ伸びをする。
ずっと座っていることが多いのに、書類仕事となるとまた体への負担が大きくなる。
今まで手が届いた範囲にも動けなくなることだけは避けたい。
「主お疲れさん。俺も手伝うって言いたいところだけど…なんか駄目な気がするから応援するぜ」
少しだけ休憩していると、朝餉を作り終えたであろう獅子王が厨房からの襖をあけて苦笑いを浮かべていた。
それから「よっこいせ」と言う掛け声と共に俺の斜め左に一旦腰を下ろした。
「なんか、大変な量だな」
大量な書類を見上げてから、俺に同情するかのように整った顔を歪めた獅子王。
そんな表情に眉を下げるしかなかった。
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セラリア(プロフ) - 十分面白いと思うけどな。 (2016年1月24日 9時) (
レス) id: 24fb74d998 (このIDを非表示/違反報告)
UP - セラリアさん» 誰が見ても面白い作品を作りたいよなー (2016年1月23日 16時) (レス) id: 67fe33daae (このIDを非表示/違反報告)
UP - セラリアさん» ほぉー…そうなんだ！知らなかったっ (2016年1月23日 16時) (レス) id: 67fe33daae (このIDを非表示/違反報告)
セラリア(プロフ) - 女でも、男主の作品読むの楽しいもんだねww← (2016年1月23日 13時) (レス) id: 24fb74d998 (このIDを非表示/違反報告)
セラリア(プロフ) - ほとんど女主だからね。男主探すのって、大変なんだよね。キーワードに男主って設定されてない作品もあるわけだから。 (2016年1月23日 13時) (レス) id: 24fb74d998 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UP | 作成日時：2016年1月10日 18時
